「第32回 教員って世間知らず?③」
「教員って世間知らず?」3回目になります。
「教師はいきなり先生と呼ばれるから、社会常識とズレてるor世間知らずだ」
と私が教員時代によく耳にした言葉について「社会人マナー(前々回)」「未来への想像力(前回)」の観点から書いてみました。
今回は「教員以外で社会人としてヘッドハンティングされる先生って?」という観点で書きたいと思います。
私は20代を民間企業で過ごしました。
教員になりたての時期、過去に民間企業時代の仕事で出会った方々や所属先の先輩や同僚の顔を思い浮かべ、「あの人が担任だったら、このクラスの生徒は伸びるだろうなあ」とか「あの人が管理職なら組織の雰囲気は良い意味で一変するだろうなあ」なんてことをよく考えていました。
一方で学校のマネジメントサイドの立場になり、前例の無いプロジェクトに先生方とチャレンジしていく日々の中で、
「この先生はどの業界に行っても絶対に成功するだろうなあ」とか「この先生の得意分野はむしろ民間企業の○○に行けば、業績向上に物凄く貢献できるだろうなあ」ということを頻繁に感じていました。
国際交流を積極的に推し進めていくと、「この先生はどの国に行っても絶対に必要とされる人格とスキルを持ちあわせているなあ」とか「この生徒は国とか業種とか関係なく、可能性があるな。とにかく身近な大人が邪魔しないようにしないと!」などと思うことも多々ありました。
こういった社会性とかの話を中心にすると「教員は専門職だから、、、」とか言われてしまいそうですが、「専門職で専門家であるなら本当の意味での専門家」になればいいだけの話です。
また、副業というかパラレルワークも取り入れても良いと思っています。
「他業種からヘッドハンティング対象になる先生ってどういう先生だろう?」
「あの先生は本当の専門家だよね、って言われる、評価される先生ってどういう先生だろう?」
少し立ち止まって考えてみると新たなヒントや目の前にいる生徒たちの未来への何かにつながるかもしれないと思っています。
全然関係ない話かもしれませんが、今のオンラインゲームはもはやコミュニケーションツールですね。
アメリカやインド、中国、ロシアの人たちと対戦したり、一緒に戦ったり。
チャットでも音声でも作戦立てたり、話し合ったり、、、。
こんな驚きの感情も10年後にはファミコン時代の思い出話同様に、昔話になるんでしょうね(笑)