【38】貯金信仰の弊害を知る刺激強めの1冊『あり金は全部使え』堀江貴文
お金の使い方には、その人の価値観が現れる
将来のために節約した方が良いという貯金信仰が強い人
自分の好きなものには躊躇せずお金を使う人
金融機関に勤めているので前者に陥りやすいのだろう
それでも「貯金信仰」により失われているものがあることは、理解しておく必要がある
本書は過激な言動で賛否両論ある堀江貴文さんの人生哲学が詰まっている
マインドセット、行動革命、時間革命、習慣革命、信用構築・・・
収入の多くを貯蓄に回すことで、多くの機会を逸していることを指摘している
特に日本人の貯蓄信仰が強いことは資産内容からも明らか
本書に限らずストック(貯蓄額)よりもフロー(稼ぐ力)を重視する考え方が一般的になるつつあると感じた
他に印象に残ったのは
「面白いことがない、という人は多い。それはシンプルに、感度が低いからだ」「これだけ言っても、実際に動き出す人は1%もいない」「「悩める現代人」の原因の多くは、プライドにある」
本を読むなどインプットに時間を取られて、アウトプットが足りていないことを自覚させられる
「自分への問い合わせを終えて動き出せば、必ず身になるまで、没頭できるはず。それができていないのは、考えた「つもり」で、思考の掘削が浅いのだ」
著者のいうところの「没頭」ができないのは思考の浅さが原因だろう
効率を重視して中途半端に生きている自分には刺激が強い1冊
まずは本にかけるお金は惜しまないことを決めた
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