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#映画

映画『碁盤斬り』の感想。武士の格好良さに惚れた。

ずっと気になっていたのに、観に行っていなかった映画があった。 草彅剛さん主演の『碁盤斬り』。 もう公開終了が迫っていて、行くのを諦めていたのだが、たまたま「立川志の輔 独演会」を観に行くと、その「碁盤斬り」の元のなった「柳田格之進」という噺が出てきた。 それに心を動かされ、これは観に行くしかないと、急いで観に行くことにした。 あらすじはこちら。 ※ここから先は「ネタバレ」を含みますので、映画を観ていない方は、お気を付けください。

子供の頃の大人のイメージと、実際に大人になった自分。映画「違国日記」を観て思ったこと【ネタバレなし】

先週、いつものように仕事終わりに映画を観に行った。 「違国日記」。 あらすじはこちら。 2時間20分の上映時間にも関わらず、あっという間に終わった。「ずっと観ていたい」という気持ちでいっぱいになるほど、あたたかい映画。気持ちが穏やかになった。 子供の頃の「大人」のイメージ主人公である中学生の「朝」は、家族や学校以外の「大人」と接することで、「大人」というものを初めて理解しようとしていたように思う。 私もそうだが、子どもの頃に感じていた「大人」は、まじめでしっかりして

仕事終わりに映画館へ行くことの良さに気づいた、ここ2ヶ月の話。

「映画」に興味を持ったのは、昨年の12月頃。自宅で映画を観るのが当たり前だった私が、生まれてから35年、ついに映画館で映画を観ることの良さに気づいた。 ただ、ひとつ問題が発生した。 「いつ映画を観に行くのか?」 一般的に考えると、休日。 私の場合は、土日祝日。 ただ、土日のどちらかで映画を観に行くほどに、映画に人生を捧げているわけではない。本も読みたいし、遊びにも行きたい。 そして、映画を観に行くようになって知ったのだが、映画の公開期間は思いのほか短い。 早いもの

自宅でも気軽に映画を楽しめるようになったこの世の中で、映画館で映画を観ることの良さに気付いた。

映画に興味を持ったのは半年ほど前。 きっかけは、↓の記事に書いているように「本を読みだした」から。 本を読んでいると「映画は観たほうが良い」という言葉にたまに出会うことをきっかけに、映画に興味を持ちだした。 もともと映画は好きな方だと思う。家のHDDに100本ほど撮りためているほどには。 ただ映画館に行った回数は、思い出せるほどに少ない。 それから4ヶ月ほどで12度も映画館を訪れた。少しでも興味を持った映画は観てみようと思った。 映画館で観る「没入感」の良さ映画館

「映画を観て本を読む」サイクルが人生を豊かにするかも。

本を読んでいると「映画は観たほうが良い」という言葉とたまに出会う。主にビジネス書。時代を映しているとかなんとか。 そうは聞いても、その実感は無く、その言葉が出てくる度に「映画かぁ。観たいけどなぁ。」と、2時間ほどある映画に費やす時間が無いんだ、と自然にできない理由を並べることが多かった。 本もそうだけど、すぐに成果を得られないものは、なんとなくコスパが悪そうと敬遠してしまう。悪いくせだ。 ただ、その考えを一変させる本と出会った。2冊。 1冊目は、幡野広志さんの『うまく