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『本』で日常は変わる。

読書をして考えたこと、読書に影響されて試してみたこと、日常の他愛もないエッセイを書き連ねています。(最新5記事と月に1回の読書記録は無料公開)
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#読書

読書のために部屋の照明をこだわった方がいいと思った話

 家で読書をするようになって気が付いたことがある。  リビングでの読書は集中できない。  どんなに本を読む気持ちがあっても、リビングだとなぜだか集中できない。過去の自分を振り返りると、集中して読書ができた場所は人の少ないカフェ、お風呂、廊下。  この違いはなんだと考えたときに思いついた一つの要因。  それが「照明」。  これまで照明を意識したことほとんど無かったのだけれど、カフェはどこに行っても居心地がいい。ゆっくりした雰囲気、美味しいコーヒー、美味しいケーキ、居心

過去の名作を読むか?新刊を読むか?問題

本屋に行くと困ることがある。 新発売の単行本、文庫本がものすごく魅力的なのだ。 本屋の入口には新しく発売した本がいくつも平置きで積まれ、その表紙が仲間になりたそうにこちらを見ている。 そこを無視して通り過ぎることは私にはできない。が、本を読んでいるとよくこのような言葉に出会うことがある。 「過去の名作を読んだ方が良い」 つまり新しく発売された本というのは、名作か駄作かわからないから、名作と呼ばれるものを読んだ方が、効率が良いということだ。 言っていることはよくわか

2024年5月に読んだ本まとめ。伊坂幸太郎作品ってやっぱり面白い。

2024年5月に読んだ本は全部で4冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. それをお金で買いますか(マイケル・サンデル,ハヤカワ文庫 NF)お金の見え方が変わる本。 お金でものを買うという当たり前すぎる行為を、こんなにも真剣に考えたことはなかった。 お金で買えるもの、買えないもの、買ってはいけないもの、色々と考えさせられた。 納得と戸惑いが繰り返される。 世の中に必要な商品・サービスなのか、見極めて使うことが大事なのだと思った。 2. 宇宙人と出会う前に

2024年4月に読んだ本まとめ。本の醍醐味を味わえた1か月。

2024年4月に読んだ本は全部で5冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. ぼくらの仮説が世界をつくる(佐渡島庸平,PHP文庫)著者は「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」を手掛けた編集者である佐渡島庸平さん。これから事業を始める人、漫画家や小説家、イラストレーターなどクリエイターに薦めたい本。 誰でも得られる情報を得る前に、自分の価値観を信じ、まず「仮説」を立てることが大事だということにハッとさせられた。 ものごとの本質を捉えるために「自分が宇宙人だったら、どういうふ

「映画を観て本を読む」サイクルが人生を豊かにするかも。

本を読んでいると「映画は観たほうが良い」という言葉とたまに出会う。主にビジネス書。時代を映しているとかなんとか。 そうは聞いても、その実感は無く、その言葉が出てくる度に「映画かぁ。観たいけどなぁ。」と、2時間ほどある映画に費やす時間が無いんだ、と自然にできない理由を並べることが多かった。 本もそうだけど、すぐに成果を得られないものは、なんとなくコスパが悪そうと敬遠してしまう。悪いくせだ。 ただ、その考えを一変させる本と出会った。2冊。 1冊目は、幡野広志さんの『うまく

2024年3月に読んだ本まとめ。名作、話題作はやっぱり面白い!

2024年3月に読んだ本は全部で4冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.『「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』(喜多川泰 , ディスカヴァー・トゥエンティワン)就職活動の時に読みたかった一冊。 働くとはどういうことか? 何のために働くのか? ということを考えさせられる。つくづく就活の時は、何も考えていなかったなと実感する。 ただ、この本に書かれている内容は、社会人になっても、というより何歳になって読んでも感銘を受ける場所はあると思うし、思い出さな

2024年2月に読んだ本まとめ。映画をもっともっと観たいと思った!

2024年2月に読んだ本は全部で7冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.『祝祭と予感』(恩田陸 , 幻冬舎文庫)『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説集。まだ登場人物を掘り下げることができるのか!と驚いた。一体どこまで考えて、蜜蜂と遠雷を書いていたのだろうか。 スピンオフを読むことで、本編がさらに楽しくなる。これを読んだら、もう一度本編を読み返したくなると思う。 2.『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ , 中公文庫)

【#読書感想文】「本の内容は覚えるな」という言葉に衝撃を受けた。『忘れる読書』を読んで。

本を読むとき、 「知識として覚えないと、意味がない」 「内容を使えるようにしないと、意味がない」 そう考えていた。 知識は増やしたいのに、それがプレッシャーになり読書が進まない。 そんなとき、出会ったのがこの本。 冒頭にこんな文が。 なんだそれは。どういう意味だ。 「買うなら覚えなきゃ。もったいないじゃん。」そう感じた。 ただ、覚えようとすることがプレッシャーとなり、本を読むこと自体、気がすすまなくなっているのは感じていた。 「これを全部覚えられるかな」「読みだ

100冊の本を読んで固定観念の塊だったと気付いた話。

「読書」という言葉は、私にとってどこか遠い星の言葉のように感じていた。生まれてから34年間、全く無縁だった。 「読書はした方が良い」。よく言われる言葉だが自分には関係のない言葉だと感じていた。 読書を始める前は、本当に文章を読めないと思い込んでいた。「読みたくない」ではなく「読めない」。 だから「読書をする」ということは頭の片隅にも無かった。 それが2022年、34歳になって急に本を読みだした。 この↑の記事は本を読みだしてすぐに書いた記事。 この時から1年で10

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興味を持っていただき、ありがとうございます。 noteにはこれまで「旅行エッセイ」や「読書感想文」「映画感想文」など、50記事ほど特に決まったテーマも無く、ただ思ったことを書き連ねてきました。 ただ記事を書いていくにつれて、自分の中で人生のテーマの様なものが少しづつ見えてきたように感じています。 それは「豊かな人生を送る」ということ。 なぜ「豊かな人生を送る」というテーマが見えてきたのか。私の経歴を踏まえてお話ししようと思います。 なんとなく生きてきた学生時代現在「