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中小企業診断士とボランティア
ボランティアはいいことなのか?
日本では「ボランティア=いいこと」と考えられている場合が多いです。
ただ、近年は「ボランティア=ただ働き、搾取」という風潮もあります。
個人的には「ボランティア=いいこと」ではある場合が多いと考えています。
ただ、ボランティアには幾つか種類があり、分ける必要があると感じています。
【緊急時】災害時など
【プロジェクト】イベントなど
【永続的】自治会など
一番問題になるのは永続的なボランティアですね。
永続的なボランティアは目的を失いやすく、「やりがい搾取」になりやすいので定期的に見直すことが必要です。
ボランティアは学びの場でもある
ボランティアは組織のことを理解したり、業務プロセス改善やマーケティング戦略を試す場所でもあったりするので、悪いことばかりではありません。
診断士としてボランティアに入ってみると、運用状況を確認して、理解したり、改善したり、組織の中で色々と発言したりすることで変化を感じることができるということもあります。
もちろん、ほとんどが単純な労働力として働くことになりますけど・・・
ボランティアは増え続ける
ボランティアは増え続けます。公共部門もお金も人員もないので、ボランティアにさせようという流れになっています。
特に断ることのできない「いいひと」にはボランティアの話がきます。
そもそも常に人不足になる仕組みなので、やってくれる人に頼む流れです。
お金にもなりませんし、時間もかかる。やりたい人がいない仕組みなので、当たり前です。
永続ボランティアという名の「やりがい搾取」は悪意がなく、人をカモにするものなので、賢い人はやるわけがありません。
だからこそ、参加しやすいという見方もあります。
ただ、診断士の資格を取ったばかりの人はカモにされやすいので、気を付けた方がいいです。
私がやっているボランティア等
色々と書いていますが、私もボランティアをやっています。
診断協会活動なんて、ボランティアの最たるものです。山ほど時間を掛けていますし、儲かるものではないです。
知名度向上につながる分、仕事の増加に間接的につながることもありますが、余計にあれこれ言われることも増えます。
他にも自治会などもやっていますし、色々と無償での支援もやっています。
関与すると黙っていることができないタイプなので、余計に仕事が増えていく流れになってしまいますが・・・
ボランティアを投資にしよう
ボランティアと考えず、投資活動と考えると心理的に楽になります。少なくとも私はそう考えています。
診断士の世界が盛り上がって認知も広がれば、診断士の市場のパイが広がれば、自分に入ってくる仕事が変わるかもしれない。
自治会がうまく機能することで、地域が良くなったり、子供が暮らしやすくなるかもしれない。
まぁ、淡い期待ですが、「学びの場」「投資の場」と前向きに取り組めるようになればボランティアも悪くないと思えます。
まとめ
ボランティアをしすぎる診断士を見ると、大丈夫かな?と思う一方で、ボランティアを全く断る診断士もどうかと思ったりします。
自分の状況、バランスを見て、うまくボランティア活動と付き合っていくことが必要かなと思っています。