中小企業診断士とセミナー
セミナーは登竜門
中小企業診断士として独立した人で、仕事を増やしている人でセミナーをやっていない人はいません。もちろん仕事を増やしている人はセミナーが上手です。
セミナーの上手、下手は診断士の資質として判断材料にされますし、大きく診断士生活に影響を与えるものです。
一方で、独立診断士の中ではセミナーの仕事は軽く見られている部分もあります。それは基本だから、誰でもできて当たり前というぐらいのポジションにされている部分もあります。
実際のところは上手い、下手ははっきりしますし、準備を含めてすごく奥が深い仕事なんですが。
セミナーはやりたい人が少ない
セミナーをやりたい人は少ないです。自分からセミナーやりたいですと言いにくいのもあるでしょうけど。
理由は以下のようなところだと思います。
準備をする時間がかかる
人前で話すのが苦手
コスパが悪い
研究会でも、協会のイベントでも、理論更新研修でもスピーカー選びはいつも困っています。
だからこそ、チャンスが多い部分です。
セミナーは自分のスキルアップ
セミナーは自分のスキルアップとして最適です。
これは企業内でも全然変わりません。むしろ企業内の方が価値があるぐらいだと思います。
診断士の中でも、パワーポイントを使ったことがない人も沢山いるぐらいで、企業の中にいると資料をまとめて、人前で話す機会なんて上役にならないとありません。
診断士を取るような人は今後出世していく可能性が高いので、ぜひスキルアップとして、セミナーで練習をしていって欲しいと思います。
5回目ぐらいまではグングン能力が上がっていきます。失敗を反省していくことができますから。
資料作りでも、話し方でも見るのと、やるのでは全然違います。同じ文字でも、言葉に出すとなると、全然変わりますし。
それ以上でも検証・反省すれば能力は上昇しますけど、よく言えば前向きな診断士に自省は苦手なことなので・・・
セミナー上手になるために
準備段階
全てのことは「段取り八分」ですが、セミナーも同じです。
セミナーに参加する人、主催者はだれか
時間はどれだけか
伝えなけれればいけないこと、伝えたいことは何か
ワークショップは入れるのか
上記内容をちゃんと理解して、資料を作れば問題ありません。
そしてセミナーで一番大事なのは「タイムマネジメント」です。内容以上に重要な場合が多いです。
残念ながら参加者の全員が真面目に聞いているわけではありません。
いやいや参加している場合も多く、そういう人たちは時間が延びることを嫌がりますし、アンケートでも悪い評価をされる場合が多いです。
もちろん主催者側にとっても短くなっても、長くなっても困ります。
そのため、資料作り段階で時間を意識することが大事です。
スピーチ段階
スピーチ段階では資料を進めていくだけです。
セミナー講座だと、抑揚だったり、声色、間のテクニック、客いじりなどを言われることもあると思います。
話し方自体は重要なんですが、私が思うのは強調です。
学校でも、先生の言うことを聞いてるだけで頭に入るような人はごく一部で、雑談の方が覚えてるというような感覚はないですか。
聞いてるだけで、頭に入るわけがないので、大事なところを強調して何回も言うことが大切です。
セミナーでは1個だけ持って帰ってもらえばいいぐらいなので。
セミナーではないですが、企業さんに1つのことだけを、手を変え、品を変え、2時間話すこともあります。
最後に
お前のセミナーはどうなのかということなのですが、そんなにやっていません。独立当初は頂いていましたが、先輩が振ってくれることも無くなったので。
私がセミナーをするのは研究会だったり、協会の分で、ほとんど診断士向けですね。
たまたま、セミナーに関わることがあったので記事にしてみました。
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