富山旅行2(富山市・黒部ダム)(中小企業目線)
前回からの続きです。よろしければ、前回の記事もご覧ください。
良かったところ
富山駅・富山駅前
富山駅はとってもカッコいい駅です。
新幹線の改札を出て、すぐ路面電車が見えるというのは、鉄オタではない私でもすごく感動しますし、街づくりゲームが好きなウチの子供も興奮していました。
駅ビルも綺麗ですし、飲食店はリーズナブルだし、お土産物屋さんもかなり面白いお店が多くてかなり満足度が高い駅になっています。
富山市ガラス美術館
富山市の中心部にあるガラス美術館です。
隈研吾事務所の設計なんですが、これまで見た隈研吾事務所の建築の中でも個人的には一番好きかなと思います。
高さがあって、吹き抜けなのがデザインに合っているのかもしれません。
富山第一銀行の本店と図書館も一緒に入っているんですが、第二地銀の本店としてはすごくインパクトがあるものになっていると思いました。イメージを作っていく上では最高の取り組みだと思います。
常設展示もすごく美しいものでした。正直入館料が安すぎだと思います。
立山黒部アルペンルート
黒部ダムに至るアルペンルートは結構長いです。3時間ぐらいかかります。ただ、待ち時間は全然なくて、うまく繋がるようにしてくれているので、負担は思うほどはありません。
雨がすごくて、景色はあまり見えなかったのですが、景色がいいシーズンなら間違いなくいい場所だと思います。
乗り物に多数乗れるのも乗り物好きの子供・大人には最高です。
富山地方鉄道(電鉄富山⇔立山駅)
ケーブルカー(立山駅⇔美女平)
バス(美女平⇔室堂)
トロリーバス(室堂⇔大観峰)
ロープウェイ(大観峰⇔黒部平)
ケーブルカー(黒部平⇔黒部湖)
電気バス(黒部ダム⇔扇沢)
黒部ダム
子供に大きさを見せようと思って行きましたけど、大人が見ても、やっぱりとんでもなく大きいですね。
中小企業診断士という仕事をして建設・建築、働く人のことを考えるようになっているので、改めて凄さを感じます。特に診断士の仕事だと供給側のことを考えることが増えますし。
念願のダムカレーも食べることができました。何のことはないんですがダムっぽくしているだけでも、食べる場所が大事というネタを体験したくて。
ただ、正直なところ、日本人としては背景が分かっているからストーリーに感動するものの、もとエンタメ性があってもいいんじゃないかなとは思いました。
もったいないところ
アピール不足
観光のネタはたくさんあると思いました。ただ、日本人も外国人もそれほど多くないんだと思います。
コンテンツも沢山あります。1日では回り切れないですし。
駅の北側の富岩運河環水公園も行きたかったのですが、時間的に諦めました。
富山湾の寿司推しでやっていますが、外国人は来ないと思います。
そして、寿司ネタで一番いいものは東京に集まるので。
そもそも、時間が限られている中で、リーズナブルな食べ物ものは外国人観光客には受けないと思います。節約金額も小さいですしね
観光客は「デカいもの」「その土地でしか見えないもの・体験できないもの」が好きなので、やっぱり黒部押しが一番なんだと思います。
オーバーツーリズムの問題は出てくるでしょうけど、黒部ダムが最高のネタだとは思います。
中小企業診断士と・・・
「中小企業診断士」と「富山市」で検索すると診断協会が出てきます。
ただ、PCだと画面の右側には「越澤中小企業診断士」というのが表示されます。おしゃれなデザインになっています。
ただ、全体的にアピールは下手なのかもしれません。県民性ですかね。
富山県との競合先
観光であれば富山県の競合は石川県、特に金沢市になるんでしょう。
石川県は観光客だらけですし。金沢駅、ひがし茶屋街、兼六園、21世紀美術館と映えるものが多いですから。
自分ならどう提案するか
寿司だけでは難しいですし、山でも富士山とは戦えないので、提案するなら黒部ダムの利用ですよね。あとは立山の雪の大谷ですね。
ただ、黒部は昼だけですし、アクセス方法が限られているので、夜が使えないんですよね。黒部ダム自体にホテルがあるわけではないですし。
室堂周辺にはホテル立山などいくつかありますが、キャパシティはもちろん大きくないので、全体を盛り上げるほどではないですし。
危険性の面から難しいでしょうけど、黒部ダムを狙うならもっと低い位置に行けたら面白いんですけどね。大きいものは上から見るより、下から見上げた方がいいですから。ナイアガラの滝の後ろに入るみたいに、観光放水の下に入れるとなったら、アクティビティとしてすごく面白いんですけど・・・
富山県としては現実的には総合力での提案になるので、富山市を拠点とした、金沢市、高岡市、越中八尾を巻き込んだプランに持ち込むんでしょうね。
個人的な満足度は非常に高いですが、特に外国人に対しては富山だけで多人数を呼び込むのはハードルが高いかもしれないです。
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