タックスヘイブン2
以下の表は、各国の税率をまとめたものです。
財務省HPより
その一方で、税率が極端に安い地域もあります。
マレーシア 24%
シンガポール 17%
香港 16.5%
ドバイ 0%
ケイマン諸島 0%
現在の状況で言えば、1番のオススメは発展途上国が税制優遇地域として指定しているエリアです。このような地域は、マレーシア、フィリピン、ドバイなどに存在します。
古くはバージン諸島やケイマン諸島が有名でしたが、これらの国の位置をご存知ですか?
バージン諸島は日本の裏側です。一般の方のタックスヘイブンのイメージはまさしく「税金天国(実際にはヘブンではない)」であり、日本で普通に働きながら、バージン諸島の会社に売り上げもしくは給料だけを入れる。そうすれば税金はゼロになるという都市伝説があります。また、会社に内緒で副業してその売り上げに対して税金がばれるのが嫌だから、本気でバージン諸島に会社を設立してもらえないかと言う依頼もあったことがあります。 しかしながら、そのような気持ちと知識の無さではまともな法人はできませんし、完全に合法でまともなスキームを構成できません。
ちなみに設立費用は約150万円ほどです。
ちなみに、バージン諸島を利用している日本企業の数や金額は、アメリカについて世界第2位、55兆円のお金がバージン諸島にプールされていると言われております。1部上場企業や、その創業者、資産家など多くの人々がタックスヘイブンを利用しています。しかも合法にです。
どうしても、タックスヘイブンというと、脱税とかマネーロンダリング、犯罪収益、マフィアなどの噂がついてまわります。それはそれだけ過去はめちゃくちゃの利用がされていたと言うことの裏返しでもあります。
ただし何度も繰り返しますが、日本国内に居住する人にタックスヘイブンはありませんのでこれぐれもご注意ください。