見出し画像

渋谷の現在地

東京に住んではいるが、あまり用のない街「渋谷」。CDや本を買う派なので、新譜や新刊が出たタイミングでたまに訪れてはいましたが、ネット販売という波にしっかりと僕も呑まれてしまい、アンテナがどんどん鈍化してしまっている今日この頃で、こりゃいかんと思っていた矢先に燃え殻さんの「これはただの夏」の文庫が出るという事もあって、渋谷は大盛堂さんへ足を伸ばしてみる事に。

センター街からバスケットボールストリートと名前が変わった今、更に足が遠のいた気がする。何だかあの頃の熱気は何だったんだろうか、ちょっと怪しいけど、魅力的なエネルギーを放っていた場所が、丹田に力を込めていないと吸い取られてしまいそうなちょっと言葉で言い表すには難しいけど、そんな場所に変わってしまっていた。
渋谷は元々名前のまま谷だったわけだが、色々なものが流れ着いた場所という感じが否めなかった。

そんな街のど真ん中「大盛堂」はしっかりとエネルギーを発信し続けてくれてしっかりと浄化されましたとさ。

あ、結局燃え殻さんの新刊は発売日にも関わらず売り切れで、意外と僕と同じ事を考える人がいるんだと少し嬉しくも感じました。

こんなお店や空気感がもっと増えてくれると渋谷はもっと面白い文化が生まれる気がするのにな。

いいなと思ったら応援しよう!