#19. 復習編!ポルトガルワインの主要産地をまとめておさらいしよう。
こんにちは、72season'sアドベントカレンダー23日目です。
今日はざっくりとポルトガルのワイン産地をおさらいしてみましょう😁
北部の主要産地は、ヴィーニョ・ヴェルデとドウロです。記事にはしていませんが、個人的にはドウロの北にあるDOCトラス・オス・モンテスも好きです。
中部は、ダォンとバイラーダ。
南部は、アレンテージョ。記事にはしていませんが、他にリスボンやセトゥーバルといった大産地があります。
気候、海洋性と大陸性、冷却効果
全体として地中海性気候であり、温暖・夏乾燥の気候ですが、沿岸か内陸かによって、産地ごとの差が生まれます。
ヴィーニョヴェルデやバイラーダは、海洋の影響を受け、暑さは和らぎ、湿度も高くなります。
ドウロやダォンは、山脈が海の影響を遮断するため、非常に乾燥し、大陸性の気候になります。大陸性の気候の特徴は、気温の日較差、年較差が大きいことです。
アレンテージョも内陸に位置し乾燥していますが、Vinho Regionalアレンテジャーノの範囲で見ると大西洋に面したエリアもあり、全く異なる気候が同じ域内に存在します。
さらに内陸の地域は夏に高温になりやすいですが、標高による冷却効果が存在します。
ドウロは標高800mほどまで畑が存在し、いま注目のドウロ・スペリオールも標高の高い畑が多いです。
ダォンは全体的に標高が高いことや、ポルトガル最高峰のエストレーラ山脈の麓は山から涼しい風が吹き下ろすことなどによって、気温が下がります。
アレンテージョで最も注目の産地、ポルトアレグレも標高1000mほどまで広がる山岳地帯です。
土壌
ヴィーニョヴェルデとダォンは花崗岩、
ドウロは片岩、
バイラーダは粘土石灰質と砂質、
アレンテージョは、片岩と花崗岩です。
アレンテージョは非常に乾燥しているので、水はけの良い花崗岩では過度な水分不足に陥ることがあります。
生産量の順位
最後に地域(Vinho Regional)ごとの生産量を見てみると、ドウロが圧倒的に多いことがわかります。
また、ドウロやヴィーニョ・ヴェルデ、ダォンなど輸出志向の産地はDOCワインの比率が高くなっています。
今日のまとめ
今日はこれまでの各産地の情報の復習的な記事をまとめてみました。いかがでしたか?気になった産地があれば、また各産地の記事を読み直してもらえたら幸いです😋
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!