セレブに学ぶリアル英語 ☕︎ クリスティアーノ・ロナウド
セレブの発言に限らず英語圏の国・地域で日々実際に話され・書かれている文章を見ることは、興味を持続しながら楽しく英語を学べる方法です。普段使われているフレーズと意訳・文法をリラックスしながらセレブに学ぶ使えるリアル英語を楽しんでください。
"I don't mind people hating me, because it pushes me."
「人に嫌われてもいいよ。だってそれが僕を駆り立てるんだから。」
* don't mind:気にしない・どうってことない。日本で言う「ドンマイ!ドンマイ!(ドント・マインド)」の元になったフレーズですね。
* push:押す・威圧する・小突く。
"I see myself as the best footballer in the world. If you don't believe you are the best, then you will never achieve all that you are capable of."
「僕は自分を世界一のサッカー選手だと思ってる。もし自分が最高って信じないなら、何をやっても達成できないよ。」
* see 〜 as 〜:〜を〜と見る・〜を〜とみなす。
* believe you are the best 〜 :〜と自分を信じる。ポルトガル語が母国語のクリスティアーノ、この場合は厳密には believe in you are the best 〜と believe の後に in が付くことを確認してください。
* all that you are capable of:「あなたが達成できるところの全て」と意味しますね。that が接続詞として使用される場合にはthat節の文章が文法的に成り立つ構造になっている一方で、関係代名詞として使用されるときにはthat節の文章が文法構造の主語や目的語などにあたる何かが欠けており、不完全なものになっているのがポイントです。
"I'm not going to change the world. You're not going go change the world. But we can help - we can all help."
「僕だけで世界は変えない。君も世界を変えない。でもみんな一緒に助け合うことは出来るよね。」
* 素敵なメッセージですが説明は不要ですね。質問のある方はコメしてください。
"Winning - that's the most important to me. It's as simple as that."
「僕にとっては勝利が一番重要。単純です。」
* the most important (thing):最重要な(こと)。important は名詞ではなく定冠詞のtheがついていることから、important thing の thing を省略している形容詞です。important to me / you / the company など頻繁に現れるフレーズです。
"Many people look at me and think they know me but they don't at all. This is the real me. I am a humble person, a feeling person. A person who cares about others, who wants to help others."
「多くの人達が僕を見て僕を知ってると思ってるけど、全然分かってない。これが本当の僕。僕は謙虚で共感できる人。他人を思い遣って、助けたいと願う人間です。」
* know me「(直接)私を知っている」 / know about me「私(に関すること)を知っている」/「know of me 私(の名前)を知っている」の違いを確認してくださいね。
* feeling person「共感できる人」としましたがempathy / sympathy person 「共感できる人・同情できる人」の方がこのケースではより自然ですね。
* who cares about 〜 「〜を思いやる」/ who wants to help 〜 「〜を助けたい」はいずれも a person 先行詞を修飾する関係代名詞構文ですね。
"We cannot live being obsessed with what other people think about us. It's impossible to live like that. Not even God managed to please the entire world."
「他人が自分のことをどう思うかってことに執着してたら生きれないよ。そんなふうに生きるのって不可能。神ですら全世界を喜ばせることなんかできなかったんだから。」
* being obsessed with 〜:「〜に取り憑かれる・〜に執着する」受動態の動名詞構文です。「取り憑かれた状態であること(動名詞)で生きるのは出来ない。」と言う意味ですね。
* live like that:そんなふうに生きる。
* Not even God managed to please 〜:「神ですら〜を喜ばせない」と Not が既に否定系なので to 以下は否定系にはなりませんね。
"Talent without working hard is nothing."
「努力のない才能なんて何にもないのと同じ。」
* without working hard:「努力のない・懸命に働かない」。working hardは動名詞ですが置き換えとして名詞形 without hard work「努力のない・苦心のない」も可能ですね。
"I'm living a dream I never want to wake up from."
「絶対に目覚めないっていう夢に生きてるんだよ。」
* wake up from:先行詞のdreamを受けてのwake up fromで、fromで文が終わっていますね。a dream which / that I never want to wake up from と関係代名詞でつなぐとより分かりやすいですね。
"There are people out there who hate me and who say I'm arrogant, vain, and whatever. That's all part of my success. I am made to be the best."
「世の中には僕を憎んで傲慢とか虚栄心が強いとか何とかっていう人達がいるね。それって僕の成功の一部なんだよ。最高になるように作られてるんだ。」
* who hate 〜 / who say 〜はいずれもpeople(複数の)先行詞を修飾する関係代名詞構文なので hate と say など動詞には s が付かないことを確認してください。
* whatever「何でも・どうでも」は日常会話で頻繁に出てくる単語(フレーズ)ですね。文中に使う場合は「何でも・〜みたいなそんなような」とか、最後に言い放って「もう、なんでもいいよ〜」とか「どうにでもなれ〜」と言うふうに使いますね。(例・I can make up whatever reason to avoid. 避ける理由なら何でも作り出せるよ。I can't do this anymore or whatever. あ〜、もうこれ以上は無理。どうなってもいいよ〜。)
"When you lose someone you love so much, surviving the loss is difficult."
「最愛の人を亡くした時、その喪失に耐えるのって難しいね。」
* When you lose someone who you love so much, it is difficult to survive the loss. いずれの英文も全く同じ内容ですが、who 関係代名詞 で詳しく表記したのと、動名詞 surviving the loss が主語の構文を、形容詞 difficult 主体の構文に書き換えました。
全文意訳翻訳:Akiみのっち
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日本語で英語を理解しようとする時、意訳(本意が反映された訳文)で理解することはとても大切であると思います。単体の単語や語彙の意味を的確に知ることも大事ですが、特に会話文の場合「如何に忠実に翻訳されているか」よりも「本意が反映された翻訳であるか」がより重要だと思います。その場合、文章全体あるいは前後の言い回しであえて特定の単語の翻訳が見当たらない事があります。
オンライン翻訳機が翻訳を上手く処理してくれる場合でも、特に会話文・コメント文など口頭による文章の翻訳は、それを言った本人の性格や状況も踏まえて翻訳される方がより文章の本意を伝えやすい、と確信します。
最後まで読んでいただき、有難うございます。それでは See you later!