面白おかしく外国人の口真似するのは差別だろ
山本太郎さんへの批判も多く集まってるし、あえて僕が言わなくても良いかなと思って黙っていたけど、昨日、公開された大石あきこ議員の謝罪と称する言い訳が余りにも酷いのでひと言わせてもらう。
まずは山本太郎さんが真似をしたのはこちらのタイ人TikToker「ナインだよ」さん。
この話し方を真似して山本太郎代表が大石あきこ候補の応援のメッセージを動画にしたのがこちら。(ご本人は削除していたので他の方が残してUPしていたものを貼っておく)
この動画を目にした時、正直どうしちゃったのと驚いた😳
使っている単語、伝える内容、そして、外国人の辿々しい話し方、どれを取っても候補者を応援するメッセージにはならない。
この動画を見て、この人に投票しようと思う人がいると考えて作ったのなら相当にズレている。
もしかしたら、炎上覚悟でやった確信犯なのかもしれない。(多分、そうだろう)
話題になれば内容は何でも良いと考えていたのかもしれない
そうだとしたら相当反省すべきだ。
お笑いは時に人を傷つける。
この動画に対して10/31には在日を始め人権問題に取り組んでいるコリアNGOセンターが抗議の声明を出した。
私達日本人も、例えば、アメリカ人に辿々しい日本語英語みたいな話し方を真似した動画を上げられたらいい気持ちはしないはずだ。
それと同じ事をしてしまったという自覚くらいは持ってもらいたい。
また、在日朝鮮、韓国人にとっては、関東大震災の時に朝鮮人虐殺が各地で発生したが、その時に起こったのは、素性の分からない者に対して朝鮮人が発音しにくい「15円50銭」と言わせて、ちゃんと発音出来なかったら「朝鮮人」だと決めつけて集団で襲いかかるということだ。
このような事実があった事を知らなかったのだろうか?
結局のところ、日本人と100%同じように話す事が出来ないことに対して過敏になっている外国人がいることへの配慮が全く感じられないのだ。
この他にもネットを中心に相当な批判がれいわ新選組、山本太郎氏、大石あきこ氏に寄せられたのだろう。
このような批判に対して、大石あきこ氏が謝罪声明をポストするのだが、これが本当に酷かった。
以下、全文を載せる
動画を作成・公開したのは、流行っているから、おもしろいから、その流行自体に「カタコトへの差別的意味合い」は無かったから、です。
→差別とは無意識に行ってしまうからこそ問題であるし、無意識に人を傷つけてしまう事があったならそれは素直に認めるべきなのに差別的意味合いは無かったで済ませる事ではない。
そもそも、流行っているから、おもしろいからで動画を作成し公開するって、選挙を真面目に考えて無さ過ぎる。もっと真面目に考えろと思う。
新しい言語のあり方(流暢な言語が上位とは限らないし、むしろそれを破壊する新たな価値観)も提案するものだと思っています。
→流暢な言語が上位だということが前提となっている。ここが間違い。上位も下位もない。このように上下をつけることが差別の始まりだと気がついてない。
巷で流行している文脈はそうであっても、公人がカタコトのマネをするのはまた違う文脈が生まれるのだ、という指摘は重く受け止め
→公人だったから批判されたと開き直っている。
違うだろ。公人だろうが私人だろうがダメなものはダメ。差別する側に意図がなくてもされる側が差別されている見下されていると感じるものは差別に当たり得るという認識に欠けた発想
公人としてあるまじき考えだ。
これなら、何も言わない方がましだった。
私はれいわ新選組を叩くつもりはない。むしろ、山本太郎さんには自分の選挙でも応援に来ていただいたように親しくさせていただいて来てので私は友人だと思っているし、政治家としても期待している。
でも、今回は間違えたと指摘をする。友人だからこそだ。
動画を削除したという事は山本太郎代表ご本人も間違えたと思ったんだろう。
だっとら、ダンマリを決め込むのではなく、素直に反省と謝罪をすべきだと思う。
そして、れいわ新選組の支持者の皆さんも自分の応援する政党や政治家が間違った方向にいきそうな時は引き戻すように批判すべきことは批判してもらいたい。
それが党や政治家を育てて行くことになる。
人間誰しも人より優位に立ちたいという意識があるし、からかったら茶化したりして笑いを取りたくなることもある。そして、無意識に差別的な言動をしている場合があるものだ。その認識をしっかり持って、間違えてしまったら反省して改めるという事をし続けていかないとならないのだと思う。
このまま無視してやり過ごすのか、ご自身が出て来て反省の言葉を述べるか山本太郎代表の真価が問われていると感じる。