選択的夫婦別姓、この際だから、党議拘束外して採決したら?

石破茂総理が総裁選の時には就任したら早々に実現しそうな勢いで話していた「選択的夫婦別姓」
総理大臣に就任した途端にトーンダウン⤵️
何なんだろうか…
恐らく、本音はやりたい!
でも、決選投票で奇跡の逆転勝ちに至る過程の中で、いわゆる保守派議員からの応援を得た。
その票が無ければ総理大臣にはなれなかったから、その人達の顔色を伺って政権運営しなければならなくなった。
衆院選で公認外したり、比例に重複を認めなかったりして数を減らす事は出来たが減らし過ぎて自公過半数割れという最悪の結果になった。
野党の協力が必要になってしまった状況で党内で敵を作る事は出来ない。
だから、右寄りの人達に配慮しないと…と考えているのだろう。
今日の予算委員会、まさにその1人、山下貴司議員が質問に立ち、夫婦別姓を取り上げた。
夫婦別姓を進めたい人達からすると未だに言ってるのという子どもの姓の話…兄弟で姓が違うことをどう考えるかだって。
新しい視点でも論点でもない。散々言い尽くされてきた事。
姓が異なるのが嫌な人は別姓にしなければ良いだけの話。
子どもは自分の意思でそうなった訳ではない。他の家と違うのはかわいそうだみたいなことを言う人がいる。
現在、夫婦同姓だから家族は同姓だから、兄弟で姓が違うと目立つし他と違うなぁと思うことはあるだろう。
しかし、制度が変わり、そういう家庭が増えてきたら違和感なくなるだろう。
そもそも、永住する人も含めて外国人家族が年々増加し、小学校や中学校で日本以外にルーツのある児童、生徒がいない学校はほぼないだろう。
中国人の家族などは親と子が違うのが当たり前なので普通に学校に親と姓が違う児童生徒は沢山いる。
そして、姓が違うから仲が悪いことも無いし、家族の一体感がない訳でもない。
社会が慣れていけば良いだけの話。
姓が一緒でないと家族の一体感が損なわれ日本が崩壊すると主張する人がいるが、日本以外は同姓でない国が多い事を見ても家族の姓が一緒かどうかと家族の絆が強いかは何の因果関係もない。
日本の伝統だと言う人もいるが、伝統はむしろ別姓で同姓になったのは明治期からの百年程度の話
明治期も最初は夫婦別姓で始めたが、途中から同姓にしただけに過ぎない。
法務省のHPにはっきり記載されているが明治9年の太政官指令では「妻は所生の氏を用いること」と別姓にしろと言っていた。

そう考えると同姓が日本の伝統とまでは言えないのだ。
国民の理解が得られていないというが、全ての人が納得、合意しなければ制度を導入出来ないなら、何もできない。
全ての人が同意見なんてことはほぼ無い。
そして、こと人権に関わることは多数が反対しても必要なら行うべきだと思う。
人権は多数決で決めるべきものでは無い。
自民党内でも意見はまちまち。賛成もいれば、反対もいる。
野党も渋々賛成だと言ってる本音は反対の人もいるだろう。
そこで提案だ。
与党も野党も党議拘束を外して、各議員が自分の責任において賛否を決めるようにすれば良い。
ガチの多数決をするのだ。
党議拘束が当たり前な訳ではない。
1997年に成立した臓器移植法は共産党以外の全政党が党議拘束を外して採決を行っている。
この際、夫婦別姓と同性婚は国会に議席を持つ全政党が党議拘束外して採決に臨めば良いと思う。
この先、議論を続けても平行線のままだろう。
石破さん、決断しようぜ!

いいなと思ったら応援しよう!