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五行の本質と作用、四柱推命の範疇

人の運命は四柱推命の範疇を抜け出せない。四柱推命学を勉強し、四柱推命学で相談し、四柱推命講義をしながら毎瞬間感じるようになる。人間は自分が持って生まれた8つの柱(四柱命式)と運の流れが作り出す運命から抜け出せない存在だという事実を実感するようになる。もちろん極めて例外だが、環境的な要因によって四柱推命学の範疇から外れる場合はある。

人の運命を解釈する方法を学問で体系的に学ぶことを四柱推命学と呼ぶようになる。四柱推命学は五行の気運で人の運命が作られることになると解釈する。 天干で甲乙丙丁戊己庚辛壬癸に五行の気運に分類し、寅卯辰巳午未申酉戌亥子丑に地支でそれぞれの五行に分かれることになる。

五行は宇宙万物を構成する根本エネルギーで循環する気運を意味する。甲木を便宜上、大木として例を挙げただけで、甲木自体が大木になることはできないという事実を知らなければならない。春に木が成長するために地面を突き抜けて湧き上がる気運と勢いを意味するのだ。五行の理解を助けるために、甲木の気運を大木という実体の例を挙げて説明することが五行の区分になる。

丙火が空の太陽という実体だと説明するが、丙火が太陽になれないという点も同じだ。丙火は夏の熱い気運が天地の気温を高めて生命を成長させる熱気の拡散作用を意味する。丁火が溶鉱炉の熱い火だからといって、溶鉱炉が丁火になることはできない。丁火は実が熟すために熱気が集中する作用を溶鉱炉の熱い熱気で説明することだ。




庚金を原石の塊と説明するが、庚金が原石になることはできず、秋の収穫の季節を意味する収穫と結実の作用を説明するのだ。辛金も精錬された鋭い刀ではなく、晩秋のすべての生命が姿を消す粛殺の作用を説明することだ。

寒さが加わる冬に水がさらに冷たくなり氷に凝縮される状態が壬水の意味であり、壬水自体が海と湖という意味ではないということを知らなければならない。癸水も季節の循環の意味で春のスタートを控え、凝縮された氷が溶けて大気に蒸発する作用を説明するだけであり、雲や雨が癸水ではないという事実を理解しなければならない。

五行は気運の作用であり、エネルギーが作用を起こすことであり、そのような作用で四柱推命の範疇を作った状態で運命を作っていくことだ。範疇を理解して解釈の糸口を見出すことになる。真の四柱推命学の勉強は、五行の作用が事物ではなく循環するエネルギーだという事実を理解することから再び出発しなければならない。

単純に理解を助けるために例示して説明した実体を五行の根本作用と理解してしまえば、誤りに陥って誤った解釈に固執することになる。物事の究極と根本を知ってこそ、まともな勉強をすることができる。大学で孔子の言葉が格物致知になる。五行は気運であり、物事ではない。


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