見出し画像

清濁併せ呑む

私の好きなことわざで 
「清濁併せ呑む」と言うことわざがあります。
常にこうなりたい こうでありたいと、そうでありたい
何事も決めつけないで、人の噂や勝手な憶測で
人を見ない様に心掛けてることです。
私のTwitterのプロフィールを見られた方もあると思いますが
来る者拒まず  去るもの追わず何時も余裕を持ち寛容にと思っています。

そこで、「清濁併せ呑む」の意味や使い方を書いてみました
興味ある方は読んでみて下さい。

「清濁併せ呑む」の読み方と意味

大海が清流も濁流も隔てなく受け入れる
心の広い人の事
心に余裕があり善悪の区別をすることなく
来るがままに受け入れる事
良い事 悪い事 良い人 悪い人 綺麗なもの 汚いものを
公平にあるがまま迎える事
濁をさけて清ばかり好んでいるばかりではなく
時には、濁を甘受する事も必要である事
(度量が大きい)


「清濁併せ呑む」の読み方と意味
「清濁併せ呑む」は<せいだくあわせのむ>と読みます。

「清濁合せ呑む」「清濁併せ飲む」と書くこともありますが、「清濁併せ吞む」と書くのが一般的です。

「清濁併せ吞む」の意味は「心に余裕があり、善悪の区別をすることなく来るがままに受け入れること」です。


清濁併せ呑むの語源

中国前漢時代の歴史書「史記」に
「清濁併せ呑む」に関する記述があります

「法令は、治の具にして制治清濁の源に非ず」
という一文が出てきます。これは
「法令は、統治のためのものであって決して
清濁を裁くものとはかぎらない」とい事です。

「清濁併せ呑む」は、
海は清流も緩やかな波も激しい波も区別する事なく
全て受けいれる事
から来ています。

清流は、清らかな水
濁流は濁った水を表します

普通は濁っている水は避けてしまいがちですが
海はどんな水でも素直に受け入れる事を表します
「何でも飲み込む海」という意味から

転じて
「どんな人やものでも受け入れる人」
という意味で使うようになりました。

「清濁併せ呑む」の誤用に注意

「清濁併せ呑む」を
「邪悪な心と慈しみな心両方を持っている」という意味で
使うのは間違いです。

例えば
「彼女は「清濁併せ呑む」人でボランティア活動行ってる一方で
詐欺も平気でしている」
などと使うのは誤りとなります。

このように「清濁併せ呑む」は「善悪の両面を持っている人」
という意味では使えません

「呑む」の部分を変えて「清濁併せ呑む」という形で使うことも
できないので注意しましょう

また「清酒と濁酒どちらも好きである」という意味で
「清濁併せ呑む」が使われてることもありますが
これも間違いです。

「清濁併せ呑む」の使い方と例文

寛容で、善悪を分け隔てることなく受け入れることを表す場合に「清濁併せ吞む」を使います。

「清濁併せ吞む」は自分の考えや価値観にこだわることなく、他人の考えも受け入れることを表す時に使うのが適します。

政治家・監督・リーダーなどと、人の上に立つ人物に対して用いることが多いです。例えば、「あの人は清濁併せ吞む心の持ち主」「清濁併せ吞む人物になりたい」などと言います。

目的を達成するためには、相手の意見や理不尽なことを受け入れることが必要となる場合があります。葛藤を乗り越えるため頑張らなくてはいけないと、意気込みとして「清濁併せ吞む」というたとえを使うことが多いです。

言い回しとしては、

・清濁併せ呑んで
・清濁併せ吞む人物
・清濁併せ吞むことができる
・清濁併せ吞む度量の大きさ
・まさに清濁併せ吞むだ
・清濁併せ吞むこと
・清濁併せ吞むように
・清濁併せ吞む心を持っている

などとなります。

「清濁併せ吞む」を略して、「清濁併呑(せいだくへいどん)」とすることもあります。

例文
・相手の意見も素直に受け入れることが大切だ。まさに清濁併せ呑むとい
うことね。
・何事も上手く進めている彼は、まさに清濁併せ吞む人と言える。
・上の立場に立つ人は、清濁併せ吞む器量が必要となる。
・先生は厳かな人だが、清濁併せ吞む器量の大きさを持っている。
・清濁併せ吞むようにしていれば、物事を順調に進めることができるだう。
・清濁併せ吞む彼は誰からも頼りにされていて、何をお願いしても穏便に解      決してくれる。
・人を指導する立場に立つ以上は、清濁併せ吞むことができる心を持たなく      てはならない。
・清濁併せ吞むと言うものの、どうしても自分の考えだけが正しいと思って      しまう。
・昇進は、仕事の出来具合だけでなく、清濁併せ吞む度量の大きさも評価に      含まれるだろう。
・清濁併せ吞むように、相手の異なる意見も受け入れられるようになりい。

清濁併せ呑む」の類語

・来るもの拒まず
(意味:自分のところに来る人を拒否することなく、誰でも受け入れると)
「来るもの拒まずと言うし、拒むことはやめよう」
・寛容
(意味:どんな人でも咎めることなく受け入れること)
「寛容な態度をとるように意識する」
・懐が深い
(意味:器が大きいこと)
「彼女は懐が深くて頼りになる」
・器が大きい
(意味:細かいところを気にしないこと)
「器が大きい人物を目指したい」
・度量が大きい
(意味:心が広くて何でも受け入れること)
「度量が大きい人に憧れる」
・大らか
(意味:心がせこくなく余裕があるさま)
「彼女は大らかでとても優しい」
・寛大
(意味:心が広く優しさがあること)
「寛大な処置を施す」
・包容力のある
(意味:相手を豊かに受け入れることができるさま)
「包容力のある人を尊敬する」
・気前のいい
(意味:惜しまずに事を進めるさま)
「彼の気前のよさは有名だ」
・ウェルカメ
(意味:歓迎すること)
「誰でもウェルカメだよ」
・理解の広い
(意味:人の気持ちや考えを受け入れるさま)
「あの人は理解が広いから承諾してくれるよ」


「清濁併せ呑む」の対義語

・去る者は追わず
(意味:去る人物は追わないこと)「去る者は追わずと言うし、
    放っておう」
・器が小さい
(意味:人を受け入れる心が小さいこと)
「彼は器が小さいから、気にすることないよ」
・選り好み
(意味:自分の好きなものだけ選ぶこと)
「選り好みしないで、公平に決めてね」
・狭量(きょうりょう)
(意味:他人を受け入れる心が小さいこと)
「狭量な人にはなりたくない」
・偏狭(へんきょう)
(意味:心が狭いこと)
「偏狭な人を相手にするのはとても大変」
・チャチ
(意味:安っぽくて荒いさま)
「何ともチャチな考えだ」
・チンケ
(意味:心が狭いこと)
「チンケなことに付き合っている暇はない」
・偏屈
(意味:性格がねじ曲がっていること)
「偏屈な人はたくさんいるよ」
・肝っ玉の小さい
(意味:魂が小さいこと)
「こんなこともできないなんて肝っ玉が小さいね」
・取るに足らない
(意味:問題にもならないほどくだらないこと)
「取るに足りない事だから無視しよう」
・勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
(意味:善い行いを進めて、悪い行いをこらしめること)
「勧善懲悪をテーマにした小説を読む」

「清濁併せ呑む」の英語

「清濁併せ呑む」と同じ意味の英語のことわざはありませんので、和訳を考     えるしかありません。
「清濁併せ呑む」の意味を英訳すると、
・accept people as they are(ありのままの彼らを受け入れる)
・welcome people with open arms(心から人たちを受け入れる)
・be open to anyone without distinguishing good and bad(善悪の区別をせ        ずに誰でも寛大である)
・be tolerant of anyone(誰に対しても寛容だ)などになります。

実際中々思っていても難しいです
人生まだまだ経験も未熟ですが...
長く人と付き合っていく上で、相手を知る
見えない所見えてくる物もあるので良い面悪い面も含め
認め良事も間違ってることも言えるのがるのが良き友であり
お互いの理解者
疎遠になっても許すことも大事 許してもらうことも大事
一瞬で崩れる事はないと思っています。
そう思っていても嫌われちゃうことも沢山あります (笑)
長文になっちゃいました。では又〜( ˊᵕˋ )ニコニコ🌸


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?