深夜のダメ恋図鑑あっぱれ。
こんにちは、ナツです。
女子の皆様この漫画はご存知でしょうか。
ドラマ化もされるらしい、
深夜のダメ恋図鑑
これがまた痛快で、
読んでいて面白いわけです。
主人公の3人のタイプの違う
女の子たちが入れ替わり立ち代り、
なぜか毎度変な男たちに出会って
痛快にやり込めるオムニバス系なお話なのですが。
こんなに出会うか?!というくらい
毎回すごい変な男の人たちばかりが
出てくる!笑
家に転がり込んできて、
全くマナーもへったくれもなく散らかし放題、
なんでもやってくれる彼女の献身に甘えて過ごす彼氏、だったり。
既婚なのに家事育児を奥さんにぶん投げて
主人公を口説きにかかる男だったり。
女は若くて家事をやって当たり前!と思い込み、近寄ってくる女は全部自分の収入が目当てだと勘違いして、片っ端から高圧的な態度で女を試す自己評価高めの女卑精神満載のおっさんだったり。
*
付き合ったことまではなくても、人生で一度は出会って、なんだったんだアイツ…と呆然としたあいつ!みたいなのが出てきます。
ばらばらボロボロ出てきます。
読んで思い起こされる、
あいつはなんだったんだろう感。
すごーく昔の学生時代、
引っ越しの時に当時の彼と母が
わたしの引っ越しを手伝ってくれていた時のこと。
母が、『やっぱり男手があるとはかどるわねぇーありがとう』とお礼を言って帰ったその夜。
当時の彼はわたしに言ったのです。
お前のかあちゃんなんなんだよ。男は力仕事しろよってこと?今の時代にそんなバカなこというやついる?
と。
今考えても頭の中???????で埋め尽くされる一言なのですが、
当時はそんな意味不明なことを抜かす男でも好きだったので、あー、田舎のおばちゃんだから…ごめんねー…で流したのです。
そしてソイツ、めちゃめちゃ自己中心的で、
部屋に来てはいろんなものをうちに持ち込み放置し、もちろん食事や洗濯はわたしの仕事で、
課題が多くて部屋が散らかろうもんなら、居心地が悪いから帰る!!と拗ねるような男でした。しかもそこで追いかけないと、なんで追いかけてこないんだよ!帰るって言ってんだろ!!とその辺のものを投げてくるというおまけ付きで…。
昔は物投げられるのもめんどくさいし、
当たれば痛いし、泣かれてもめんどくさいし、
ごめんねーすぐ片付けるから…と言うことを聞いていました。
でも、今この漫画を読んでたら
言ってやりたいこと山ほどあったなぁ…。
そしてこれ、そのまんまアイツに言ってやりたかったなぁ…とスカッとするのです。
*
主人公の一人に佐和子という子がいるのですが、この子はカバチタレ系な仕事をバリバリしつつ、おうちのこともしっかりやるタイプ。
そしてその子の彼氏が、家に転がり込んでくる、同棲してるのに家賃払わない、家事やらない、生活費も出さない…というまたとんでもないダメンズなわけなのですが。
ある話で佐和子の作っていたお味噌汁を、
薄味でうまくないから俺のおふくろに料理習えよ、と言い放ち、あろうことか職場の同僚を突然連れ込んでこいつの味噌汁判定してくれ!なんてのたまうくらいのバカさ加減。
これでほんとに美味しくなかったら
彼もバカじゃないんですが、
公私ともに抜かりなく暮らす佐和子。
ちゃんと乾物から出汁とって作ってるわけです。
同僚たちも、え、めちゃめちゃ美味いけど…と戸惑う中、そんなわけねーよ、と大声で彼は言い放ちます。
オマエだしの粉使わずにみそ汁作ってただろーが!!
わー、ここまでくるとスゴイ☆
顆粒だしが出汁の全てだと思って20数年間生きてるなんて…!
ぶっちゃけ、味の好みは人それぞれなわけで、
ちゃんととったお出汁が好きな人もいれば、
顆粒だしの味がすきなひともいるのはわかるけど。
『お母さんの味と違うから不味い』
っていう一点だけで話しされてもね。
佐和子も思わずそんなことを彼にいうわけですが、なんだよその態度…!出ていけよ!と彼もブチギレちゃうわけです。
佐和子の家なのに。
その後の畳み掛けるようなセリフはめっちゃスッキリするので、ぜひ漫画で読んでほしい!
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そんなわけで、これを読んでいると
昔のアイツにあんなに振り回されて疲弊しきることなかったんだ…とうっかり遠い目をしてしまいそうになります。
ほんと返して、わたしの貴重な大学2年半。
言ってやりたかったなぁ…
ばかすかモノ投げりゃ、女なんて言うこと聞くと思ってんのかよオマエは!とか。
男は力仕事しろよってことかよって怒ってたのに、なんで女なんだし俺の彼女なんだから俺の世話して当たり前だろみたいな態度なの?とか。
帰ってくれた方が実際この課題の山で助かるのに、なんでわざわざ引き止めなきゃいけないの?永遠に出てってもいいんだよ?とか。
当時思っていたことを口に出せたら、
どれだけ大学時代スッキリしたでしょう。
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そういえば、お米お湯で研いでたら、
お湯なんて汚いもので洗った米なんて食いたくねぇよ!!!って怒ってでてったこともあったなぁ…。(遠い目
古い学生アパートで台所の室温マイナスの中水で米研げなんて…
そんなに嫌ならオマエがやればいいのに。
そもそも都会と違って田舎の水道水はそこまで汚くねぇよ…。お湯が汚いってオマエそれでいつも風呂入ってんじゃないのか。
それは気にしないのか、それとも台所とお風呂場のシャワーから出てくるお湯は別物だと思ってたのかしら。
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わたしもそこまで人数はいなかったけれど、
そこそこダメンズに遭遇している率が高いのが読んで浮き彫りになりました。
この彼のお母様もなかなかのキャラだったので、機会があればぜひご紹介したいです。