春分の日 アストロ的元旦
太陽が12星座360度をぐるっと巡りきって、
ゼロスタートのポイントに立つ。
それが春分と言われる日。
ゼロポイントで始まる牡羊座。
Baby of the Zodiacと呼ばれる。
生まれたての真っさらな生命。
何もかもが牡羊座にとっては、新しい。
君が新しいから、君にとっては、すべてが新しい。
牡羊座は、物語を背負っていない。
過去はない。
未来という概念もまだ持たない。
今、この瞬間だけを100%生きる。
魂がこの地上に初めて降り立った瞬間の感動を感じられるかもしれない。
何はともあれ、新しい気分で始めましょう、と言う日。
自分にとって新しくて魅力のあることが、
降ってきたり、湧いてきたりするタイミング。
それに素直にノっていく。
自分にとって新しい。
自分にとって魅力的。
他者や社会の価値観などはまったく関係のない、自分の選択。
さっきまで太陽がいた魚座では、
日常を超えた広さ深さを見て、感じて、体験してきた。
自分と他者、集合無意識が混ざり合っている異次元の領域さえ見てきたかもしれない。
そこでの莫大な発見、体験を維持したまま、その莫大さの中から、自分にとっての新しく魅力のあるものが立ち上がってくる、ように読める。
なぜなら、魚座進行中に重なり、今も魚座にいる海王星と、まだオーブ2度弱で合になっているから。
少し、クラクラするような大きさをまだ感じるかもしれない。
牡羊座では同時に、カイロンと水星とドラゴンヘッドでダンゴになっている。
自分が、ただ自分でいるだけでは充分ではない、充分な価値がない、と言う思いがあるなら放り出す。
ここではきっと、ただ放り出すのが、癒し。
その思考パターンは、人類がほぼ全員でやってる『いつでも誰を相手にしても、比べて、どっちが上かゲーム』のせいで、ほぼ全員が持ってるトラウマだろうから。
生命体と生命体を比べて、どっちにより価値があるか、と言うことの意味の無さに立ち返る。
生命は価値があるのないのと論じる対象ではない。
『価値がある』が、絶対的な前提だから。
ドラゴンヘッドは魂が成長するために目指していく先を示すと言われている。
長年みんなでやってきた有害なゲームから降りること。
知性を表す水星が、牡羊座からのゼロスタートにふさわしいんじゃない、と言っているように感じる。