見出し画像

リスキリン愚

 大人になれば何でも出来るようになると思っていました。
 花の名前がわかり、生け花、茶道、書道、お料理ができて、迷子にならず、社交ダンスができる。バーでカクテルを上手に頼めて、ワインを的確に表現できて、微笑み外交をそつなくこなせる。
 子供の頃は、これらを、いつまでに会得しなければならなければならないのか勝手に戦々恐々としていました。何の修練もせず怠惰な日々を過ごす子供時代でしたから、怯える暇があれば、なんでもやっておけば良かったのにと今更思います。
 リスキリングと言われても、そもそも何を学ぶべきなのか全くわかりません。小中学校のように、指導要領で教えていただけると有難いのですが、それはそれで理解できない気もします。
 現代、個人が触れる1日分の情報量は、江戸時代の1年分に相当すると聞きました。江戸時代の人と比べて365倍の速さで、ご飯を食べたり眠ったりはできないのに、えらいこっちゃだなぁと思います。
 AIの利用は必要になっていくと思うのですが、思考の基礎がなければ良し悪しの判断も新たな発展もないでしょうから、あまりタイパ(最近、覚えて使ってみたかったのです。)タイパ言うのもなぁと。
 タイパ→タイムパフォーマンスの利用が本日のリスキリング。少なっ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?