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間に宿る意味と感覚を探る

「スピードは質を凌駕する」というように、方位の吉凶や運などにさえも、その域での吉凶はあったもんじゃありません。 

 顧客の速さを見ていると、誰よりも早く解決していくので良い結果にしかならないよね、というか「するから」という感じになります。

よく、「気学を超えろ」と村山幸徳先生が言っていたのが、まさにこのことで、もはや気体で、大気でメタフィジカルだと最近は特に思います。

反対に遅(おそ)・重(おも)っていうのは形取らないと手に取れないほどの時空なのでそれも目に見えて存在しているけど、やはり鈍い音って響かないんです。隠ってる(こもってる)と聞こえないから開けたくなりますよね。

 地球では「遅さ」「重さ」「長さ」「悩み」も意味を持っていますが、それは「間」に存在するものです。行間とか、話の間や物事の間。

 吉凶って、ふわっと消えるそんなスピードな故に、遅かったことを言い訳できない世界。その世界を人間は生きているんだよ、と教えられます。

「間」は日本文化においても重要な概念で、行間や話の間、物事の間にこそ、本当の意味や感覚が宿っていることが多いですよね。そこに存在する空白や余韻が、時に言葉以上の重みを持ちます。

私が吉凶の概念のことを「ふわっと消えるスピード」と表現したのは、吉凶が一瞬で現れ、また消えていくような儚さ。私たちが直面する現実の「言い訳のできない世界」を象徴していると思うからです。

運や運命と呼ばれるものは、常に目の前に固定されているわけではなく、移ろいやすく、その人から溢れ出たもので、かつ捉えどころのないものです。

結局のところ、人間は移ろいやすい世界の中で、どれほど速くても変わりゆく運命を感じ取りながら生きています。速さが重要である一方で、その「間」にあるものに気づき、そこに意味を見出すこともまた大切なわけです。

気学超えは、セッションで体験してみてください。
こういう話ができるのも、顧客のみなさんからの賜物です

久保有規依

https://kuboakie.コム/

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