再び、三日坊主
危うく「三日坊主日記」が三日坊主になるところであった。
難なくはじめの三日間をクリアしたので油断してしまったのかもしれない。
しかし、一週間あけずに四日目を書いているのだからセーフだろう。
験を担いで「三日坊主日記」などというマガジン名をつけてみたが、
わたしは長いこと日記をつけていた。
小学4年生のときだったか、日記を書いて提出するという宿題があったのだ。
夏休みだけではない。一年間、毎日である。
生真面目で几帳面なわたしは、来る日も来る日も日記を書き続けた。
365日、一日も欠かさずに書いた。
すごいのはそこではない。4年生の修了式が終わったあとも、書き続けたことだ。
せっかく一年間も続けたのだからと、さらに続けることにしたのである。
宿題でなくなってからは、母の万年筆を譲ってもらって、それで書いた。
いまも自宅のどこかに、日記帳は眠っている。いつか、「一條亜紀枝日記」とか
名づけられて出版される日まで眠っている。