わたしの比較要素の整理術
私は、バスケットボールのアナリストを目指しています。アナリストの仕事は試合などから「収集」「分析」「伝達」することが仕事です。今回ピックアップするテーマは「分析」に関わります。
1. 結果を見た時から比較の始まり
分析をする時、まず結果を見るところから比較は始まっています。バスケの勝敗は得点と失点を重ね、最終得点で多い方の勝利です。結果を「相手に◯点差で勝ったよ」などと表現する方が多いと思います。その中には表現していないだけで”相手チームよりも◯点多く得点して勝ったよ”という比較が入っています。
何と比較をしたらゴール(目的)にたどり着けるかを考えるために、比較要素を分けて整理しています。
2. 3Wの要素分け
分析では比較で結果を出し、比較で原因を探ります。試合で負けた時、何が相手と比べて劣っていたから負けたのか?を考える必要があります。そこで、原因は何と何で比較すると見えてくるのかをWhen(いつ)/Where(どこで)/Who(誰と)の情報を使って考えていきます。また、その情報を問い→分類→置き換え→バスケットボール要素で置き換えをし整理していきましょう。
3. 比較要素3Wを掛け合わせる
比較要素を整理した後は、これらの要素を掛け合わせて使えることを忘れないでください。
バスケットボールでは公式Stats(数値)が公開されていますが、そのStatsなどの数字に対して情報を肉付けして正しい対象と比較することで原因の部分がはっきりと見えてきます。
Ex)(目的):TOの数が多かった理由を知りたい
平均身長200cmのチームと対戦した時ー自分ーTOの本数は10本
平均身長180cmのチームと対戦した時ー自分ーTOの本数は15本だった
そうすると、次に出てくる課題は「平均身長200cmのチームと対戦する時自分のTOの本数を減らす必要がある」になり、大きい相手に対してしてしまったTOの種類や他チームの対策を見ることで解決に繋がっていきます。
”10本のTO”に更なる3Wの比較情報を肉付けしていくと、「平均身長200cmのチームと対戦した時ー自分ーTO本数を減らす」対策(弱み)が見えてきます。
4. まとめ
*分析をする時、まず結果を見る時から比較は始まっている
*3W(When / Where / Who) を問い→分類→置き換え→要素で置き換えで整理する
*比較要素を掛け合わせて”比較対象”を作っていく