君が思い出になる前に/スピッツ
もうとっくに思い出になってる
過去はどんどん、けがれなくきれいに輝いて
そして私を苦しめる
今更、あの思い出の一つ一つが嘘だったかなんて、確かめようもないのに
たくさん笑いあったあの人の笑顔が
思い出になっていく
二つの道は、一つの太い道になって
そしてまた二つにわかれてしまった
傷つけあって別れたはずなのに
忘れられないでいるのはなぜ?
重ねても重ねても、にじみ出てくるような気持ちは
最後のあの人の優しさが、
思い出になりきれずに、心にこびりついてるから
新しい人と、同じ道を
上書きするように歩いている
悲しい思い出にならないように
ただの思い出にならないように
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