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10/15(金)公開「DUNE/デューン 砂の惑星」

Ashley 2022年10月15日投稿分

【ストーリー】ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)には、未来を視る能力があった。だが、その力の本当の意味を、まだ誰も知らない・・・。時は10190年、宇宙帝国の皇帝からの命令で、ポールとアトレイデス一族は<砂の惑星デューン>へと移住する。ところが、それは恐るべきワナだった!今までデューンを治めてきた凶暴なハルコンネン家と皇帝が手を結び、民衆から敬愛され勢力を広げつつあるアトレイデス一族を一気に滅亡させようとしていたのだ。<砂の惑星>で父を殺されたポールは、一夜にして全宇宙から命を狙われる存在になってしまう。そこに現れる謎の先住民族、フレメン。果たして、フレメンは敵か味方か?巨大生物サンドワームが襲い来るその星で、ポールは全宇宙の未来のために立ち上がるのだが・・・。

©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

昨年から公開延期となっていた、SFファン待望の最新版「砂の惑星」がついに公開!「スター・ウォーズ」「風の谷のナウシカ」「アバター」など数々の名作に影響を与えたと言われるフランク・ハーバードの傑作小説を映画化したもので、過去にデヴィッド・リンチ監督が1984年に映画化したものが有名。

私の初「砂の惑星」はこの1984年デヴィッド・リンチ版。当時小学生ぐらいだったし面白くなくて寝た覚えがあるので警戒してたんですが、今回の砂の惑星の為に改めて25年ぶりぐらいに観直してみたら、面白くない点も含めて面白かったです!(小学生には難しすぎる上に大人にもわかりづらい・・・ちょっと説明が難しいんですけど・笑)

1984年版はね、とにかく気持ち悪いんですよ。描写が。なんていうのかな、生理的に気持ち悪い描写がうまいんでしょうね、デヴィッド・リンチって。(褒めてます(゚∀゚))顔のブツブツとか小動物つぶして飲むドリンクとか・・・。

気持ち悪い描写的にはデヴィッド・リンチのほうがすごいですけど、別にそこはこの映画に私は求めてないので、今回の映画はそこはなくとも、とにかくダークな美しさがあってとてもよかったです。空飛ぶデブも健在だったし〜(フライングピッグ)

全体的に中世ヨーロッパ的な暗くて雨が降ってるダークファンタジー的な雰囲気があって、更にとても美しかった印象があるんですが、スター・ウォーズ好きの私としては、エピソード1のコルサントがもっと暗い感じだったりとかエピソード3の葬送のイメージ。

©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

そもそも、「DUNE/デューン 砂の惑星」の映画化がなぜ難しいのかというと(1回目は頓挫、2回目は興行的に失敗)原作の長さです。原作本は文庫でも上中下と3冊あるし、頓挫した1回目のホドロスキー版は原作に忠実に作ろうとして上映時間10時間という計算になったってぐらいだし、2回目はそれを無理に2時間弱に収めようとしたところがはしょりすぎてダイジェスト版みたいになり話についていけないから面白くない・・・。

今回の「DUNE/デューン 砂の惑星」は、前・後編設定らしく、物語の中盤までの話となってます。いいところで終わってるので、ロード・オブ・ザ・リングの時にも思いましたがゲームなんかでいうと“続きが気になるけどセーブするならココ”っていういい区切りのところでちゃんと終わっています。

1984年版のように、とにかく1本で物語全部を!という訳ではないので砂の惑星の世界観と背景、主人公アトレイデスが持つ宿命や力なんかをわかりやすく描いてくれています。まだ敵か味方かわからないフレメン(砂の惑星に昔から住んでいる民族)も興味深く描かれているし、とにかく一番新しく映像化された砂の惑星として、期待通りの作品になってるのではと思いました!

©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

主人公のポールには「君の名前で僕を呼んで」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメ他、ジェイソン・モモア、ゼンデイヤ、ジョシュ・ブローリンら超一流俳優が総出演。「ブレードランナー 2049」で異次元の天才と讃えられたドゥニ・ヴィルヌーヴが監督、音楽は「ダークナイト」「ダンケルク」などのハンス・ジマーが担当するなど主要スタッフ全員をオスカー常連で固めています。

超豪華キャストで固められた本作品、主人公アトレイデスを演じるティモシー・シャラメは相変わらずの美少年ですが、宿命を背負い、父の代わりに母を守ろうとする若者をしっかりと演じていて見応えあるし、その父を演じたスター・ウォーズシリーズのオスカー・アイザックも心優しい強き指導者を演じていて素敵でした。

©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ですが、個人的にナンバーワンなのがジェイソン・モモア演じる「ダンカン・アイダホ」!!モモアかっこよすぎて鼻血出るレベルです。モモアが演じる「ダンカン・アイダホ」と、ジョジュ・ブローリンが演じている「ガーニイ・ハレック」は元々男性ファンも多い人気の役らしいですが、とにかくかっこよい。2人の戦いっぷりや包容力に女性はイチコロじゃないでしょうか〜。

そして砂の惑星の見どころ、サンドワーム。スター・ウォーズでもエピソード6でボバ・フェット食べちゃった(その後食われてなかった説もあり)サンドワームいましたけど、砂の惑星のサンドワームはとにかくスピードも大きさも特大級です。

©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

余談ですが、1984年版を観ていてこれトレマーズじゃない??と思ったんですけど今回の最新作サンドワームは、ご安心ください巨大トレマーズじゃありませんでした。砂の惑星から影響受けた作品としてぜひトレマーズも加えていただきたい。ほんとに影響受けたか知らないですけど私は受けてると思う!!

とにかく、映画全体の雰囲気も私は好みだったし、シャラメは目の保養やし、でもそれだけじゃないし、複雑な世界観も設定も丁寧に描かれてるので頭に入ってきやすいし、モモア鼻血出るレベルのかっこよさやし、もう期待しちゃっていいと思います!!

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ちょこちょこ1984年に映画化された作品を引き合いに出しましたが、これ観なくても大丈夫です。興味あれば最新版観た後にみたら面白いかもというぐらいでよいかもしれません。むしろ、昔の砂の惑星も知らない、なんならスター・ウォーズも観たことない若者世代に是非観ていただきたい。SFってやっぱ壮大で面白いんだよっていうのを楽しんで欲しいと思います。

原作ファンも多く、今最も世界から待望される最新作として期待を集めている「DUNE/デューン 砂の惑星」は10/15(金)より公開中です!この映像体験はぜひ映画館で御覧くださいね!

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス ジョン・スペイツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:「デューン/砂の惑星」フランク・ハーバート著(ハヤカワ文庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザック ジョシュ・ブローリン ステラン・スカルスガルド ゼンデイヤ シャーロット・ランプリング ジェイソン・モモア ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
dune-movie.jp
#DUNE デューン

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