コーチングってどんなもんじゃいっていう方におすすめの書籍3選
「最近よく、”コーチング”というワードを見聞きする」「周りの同僚がコーチングを学び始めた」「相手の可能性を引き出す関わりらしい」などなど。ここんとこ、コーチングのことがちょっと気になっている。でも・・・わかったような、わからないような・・・結局どんなもんじゃい?!となっている、あなた。
私のライフコーチングを受けているクライアントさんも、コーチングを受けるだけでなく、コーチングをする、ことにも興味津々の方がとても増えていて。
今回は、そんなあなたのちょっと気になるを満たしてくれる、おすすめの書籍3選をお届けしたい。ちなみに、入門書かどうかを基準にしていない。あくまでも私の独断と偏見で「コーチングやコーチを楽しく知る」に相応しいんじゃないかと思うものを選んでいるので、ご承知おきを。
【おすすめ1】 新 コーチングが人を活かす/鈴木義幸
★おすすめポイント★
コーチングのスキルを具体的でわかりやすく解説。
明日から使える実践的な事例がたくさん。
コーチングスキルを62項目に分けて、ひとつひとつ図解。
あした職場で、やってみよう。子供と関わるときに試してみよう。
まずやってみようという気持ちになれるのが本書のいいところ。
日々のコミュニケーション改善に使える、入門ではあるけれど実践的な一冊。
株式会社コーチ・エィの代表取締役社長・鈴木さんの著書。コーチ・エィは、企業向けコーチングサービスを提供し、100名以上のプロコーチを擁する、世界でも類を見ない規模のコーチングファームだ。コーチ養成機関としても歴史と実績がある。
この「新 コーチングが人を活かす」は、2000年に刊行以来「最良の入門書」として高い評価を受け、ロングセラーとなった「コーチングが人を活かす」の大幅改定バージョン。
10年以上も前、私が開発チームのマネージャーになりたてのころ、チームメンバーとのコミュニケーションに悩み、この旧版を手に取った。こんなコミュニケーションがあるのか!と衝撃を受けたことを覚えている。大幅改定バージョンは、特に図解が秀逸だ。生きたコミュニケーションをことばで説明するという難しさを、わかりやすい図解とことばで説明している。日常で試してみたくなること間違いなしなので、是非一度手に取ってみてほしい。
【おすすめ2】 マンガでやさしくわかるコーチング/ CTIジャパン
★おすすめポイント★
コーチングを受けることやコーチング的な関わりをすることで、人がどう変化していくかイメージできる
コーチングって良さそうだけど、結局、人はどんなふうに変化するの?
一番気になるところじゃないだろうか。
「マンガでやさしくわかるコーチング」では、ストーリー仕立てのマンガで、その変化をわかりやすく伝えてくれている。
コーチング、リーダーシップ・プログラムを提供するCTIジャパンの著書。国際コーチ連盟に世界で初めて認定されたプログラムを提供しているコーチ養成機関で、私の出身校でもある。
「クライアント自身の本質的な変化を呼び起こす」、これがCTIジャパンで学べるコーアクティブ・コーチング®の特徴だ。事柄ではなく人に焦点をあて、その人の全てを扱っていくコーチングに興味がある方は、コーアクティブ・コーチング®をチェックしてみてほしい。
本書はマンガと解説という組み合わせて、気軽に読み始められるのもGood!一方で解説はあるものの、コーアクティブ・コーチング®を初めて知る方にとっては、新しいワードが多く、慣れるのに時間がかかるかもしれない。本としてのボリュームは多くないので、何回か読み返してみることをおすすめする。
【おすすめ3】 1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え/エリック・シュミット他
★おすすめポイント★
すごいコーチって、どんな存在なのかイメージが湧く
コーチってどんな人のイメージですか?仙人みたいな?松岡修造さん的な?
すごいコーチって一体、どんな人なんだろう?
そんな疑問に答えてくれるのが本書。
一兆ドルコーチとは、ビル・キャンベルのこと。カレッジ・フットボウラーからカレッジ・フットボールのコーチとなり、その後ビジネスの世界へ。IntuitをはじめとしたスタートアップのCEOを歴任し、アップルやグーグル幹部のコーチとなったシリコンバレーのレジェンドであり、彼が関与した企業の企業価値から「一兆ドルコーチ」というタイトルが付けられている。
ビルは、個人だけでなく、チームに対するコーチングを提供。フットボールのコーチ、スタートアップのCEOを歴任するなどの経験からチームの力を引き出す知恵をたくさん持っていた。そんな知恵を伝えながら、コーチとして人とチームを支援する姿が描かれている。
この本のなかで特に印象的なのは、彼のあり方(Being)である。リーダーシップがあり、ビジョンがあり、知恵があり、思いやりがあり、気骨がある。そして、何よりも愛情に溢れている。是非、その点に注目して読んでみてほしい。また、ビルの知恵は、チームの力を引き出したいマネージャーや、マネージャーを育てるシニアマネージャーに、特に力を与えてくれると思う。
まとめ
コーチングってどんなもんじゃいっていう方におすすめの書籍3選、いかがだっただろうか。
コーチングに関する本は、入門書から専門書までかなりの数がある。ブームもあるのかもしれないが、最近出版された書籍も多い。そんなわけで、いやいやこの3つじゃないだろ!というツッコミも大歓迎〜。みなさんが読んでみて、コーチングについて知る機会になった、あるいは腹落ちした書籍があったら、是非教えてほしい。
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