0615/夫一時帰宅・妻一時起床
毎日、おもしろいとも面白くないとも感じる(日による)言葉を紡ぎ続ける事ってなかなかに難しい。(すとんっと止まってしまっていた)
夫の激務も今日で一旦落ち着く、はず。昨日一時帰宅(25時に帰ってきて朝6時に出るのだから、本当に一時帰宅)して、ラスト1日。
無事終わっただろうか?
私は五時半に(ほんとは寝ていてほしいけど)心を鬼にして夫を起こし、見送った後に二度寝をし、気がついたら一時起床であった。
雨なので、家でだらだら本を読む。
姫野サクラコさんの「終業式」を読み終えた。
姫野サクラコさんの本ははじめて読んだけれど、(多分この本だけだとおもうけれど独特で)手紙とかFAXのやりとりだけで話が進んでいく不思議な小説だった。本当にずっと、手紙やFAXのやりとりだけなので、間であったことは読者が想像するしかない※まず名前と名前を繋ぎ合わせて関係図をおさえるところから
年齢設定は私の両親ぐらいだろう。
両親たちの青春時代(高校〜大学、社会、結婚)をなんとなくなぞるような、それでいて平成生まれの私にとってもどこか懐かしいような。
「By the way」とか(我々はH/K)
「P/S」とか。
ちょっと、英語使ってみたりとか。
なつかしい。
それでいて設定時代は私がちょうど生まれる頃合いくらいまでの期間だから、やはりこれは両親たちの昭和な時代の物語でもあり、平成で育った私たちにも通じる物語でもあって。
「いるいる、こういうやつ」
みたいな感じで。
それを覗き見しているようで。
おもしろかった。
今の子たちもお手紙のやりとりとかするのかな。あの独特なメモの折り方をするのかな。それともラインがあるから必要ないのかな。
お腹の子の令和の青春時代はどんなだろう。
夫がよく「最近、小さい女の子がいると(娘を想像して)ついつい目で追ってしまう」と言っているけれど、私もふっとみてしまう。こないだは中学生女子達の戯れをみていて、「制服着る時代もやってくるのだろうなあ」なんてふわりと。
成長していくひとりの人間の、本当に最初っから一緒にいるって、なんだか、すごい。
なんなら私達の精子と卵子から出来てるのであって、今はお腹の中で一緒である。すごい。
梅雨らしい梅雨の令和元年の6月15日のこと。