これで完璧!?メルボルンおすすめのカフェ
こんにちは!Akiです!
今回はメルボルンに1年以上いたにも関わらずろくに観光もせず、
コーヒーを飲みまくっていた元バリスタの私が、
メルボルンのおすすめカフェ(コーヒーロースター中心)を紹介します!
さらにカフェだけでなく、
「私が感じる現地のコーヒー文化」
「 お店の補足情報、詳しい位置情報」
も紹介していくのでそれも旅の参考にしてください。
※どれもおすすめですが多少当たりはずれはあるかと思います。最低2回以上もしくは3回以上行った場所です。個人の主観ですので悪しからず。尚、おすすめ具合は順不同です。
メルボルンのおすすめカフェ
・Patricia Coffee Brewers
メルボルンの中心市街地にあり、メルボルンのコーヒー文化を最も感じられる場所の1つ。接客も素晴らしくいつもコーヒーラバーで賑わっている。
Blendかsingleか選べる。
・Code Black Coffee
メルボルンの市内に複数店舗を構える。コーヒーだけでなくフードも良い。店舗によりメニューが違うのも良い。卸にも力を入れており市内のカフェでここのコーヒーを使っているところも多い。
・ONA Coffee Melbourne
大会などで優勝者なども排出しているSpecialty coffee Roaster。コーヒーのお豆の種類も多く、フレーバーの強いものや少し変わったコーヒーが楽しめる。普段使いもいいが、座ってゆっくり飲みたいコーヒー。
・Small Batch Roasting Co.
店名にあるとおり、小ロットのSpecialty coffeeを扱うお店。隠れ家的な雰囲気もあり、ペイストリーも美味しい。お豆のラインナップも時期で変わる。
・Fieldwork coffee
少し街からは外れたところにある隠れ家的roaster の1つ。自分達で豆を焼いているだけあり高クオリティのコーヒーが飲める。
・Vacation
ロゴが可愛くコーヒーも美味。最近新しい店舗を出したり勢いがある。
・Market Lane Coffee
メルボルンで最も有名なコーヒー屋の一つ。名のとおりマーケットに隣接して店舗がある。マーケットフードを買ってコーヒーと合わせるのも楽しみ方の1つ。
・ Seven Seeds Coffee Roasters
これまた有名なコーヒー屋の1つ。有名なお店Brother Baba Budanがこのお店のお豆を使っている。倉庫を改装した店内の雰囲気も良い。
・MAKER Coffee
安定したクオリティのコーヒーを出すお店。内装もシンプルでおしゃれ。シティにも店舗があり、いつも賑わっている。
・Dukes Coffee Roasters
これまた人気のコーヒー屋。オフィス街で働く人で混み合う。
・ACOFFEE
白を基調とした店内で長いカウンターが特徴。日本でも馴染みのあるFliter coffee(ドリップコーヒー)が飲める。
・BENCH COFFEE CO. Lt Collins
シティ内で気軽に美味しいコーヒーが飲める場所。クオリティも高く店内もオシャレ。
とここまでコーヒーロースターやエスプレッソバーを中心に紹介してきました。他にも、
・Higher Ground
・Proud Mary Coffee
・ST. ALi Coffee Roasters
など無限にあり紹介しきれないですが、私が訪れた場所、おすすめの場所は上記かなと思います。あと強いてあげるなら
・Axil Coffee Roasters Hawthorn
かな。皆さんのコーヒー旅が楽しくなることを願っています!
私が感じる現地のコーヒー文化
・メルボルンの印象
渡航してから感じたメルボルンのコーヒーの印象ですが、「圧倒的にエスプレッソマシンの数が多い」です。これはカフェの数が多いことを意味しますが、街の至るところでエスプレッソマシンを目にします。どんなに小さな駅のKIOSKでも2 連かそれ以上のマシンが置いてあります。日本のカフェはドリップコーヒーに力を入れていて、エスプレッソマシンを置いていないこともありますよね。
またお店に具体的なコーヒーのメニューや表示がなくても人々は自分の飲みたいコーヒーを頼みます。ラテ、フラットホワイト、カプチーノ、ロングブラックなどなど。ミルクの種類も豊富でフルクリーム、スキニー(無脂肪)、ソイ、オーツ、アーモンドなど選べます。砂糖の量や甘味料、エスプレッソの量からコーヒーの温度までカスタマイズ可能です。またインド系の移民も増えてきたことでチャイのクオリティも高く、ほとんどのカフェでチャイラテが飲めます。最近は抹茶ラテも増えています。
・メルボルンに住む人々
メルボルンに住んでいる人はお気に入りのカフェが数軒はあり、ほぼ毎日通っているとも言われています。実際にカフェで働いていましたが、朝の時間帯はほぼ常連客といってもいいほど顔馴染みのお客さんが多いです。
セブンイレブンのようなコンビニコーヒーももちろんありますが、日本ほど人気はなく、皆カフェでバリスタが作ったコーヒーを好んで飲みます。また気軽にお客さんとバリスタが、お客さんとお客さんが話す文化もあり、コーヒーを待つ時間のおしゃべりを楽しんでいる感もあります。席に座って飲んで行く人もいますが、朝の時間帯はほぼ持ち帰りのお客さんで、マイカップやマイタンブラーを持っている人も多いです。
・カフェの形態
カフェのほとんどは朝早く(6~7時)から開いていて、早いと14時、遅くとも16時くらいには閉まってしまいます。それでも私が働いていたお店だと平日は300〜400杯、休日は500~600杯は作っていました。
コーヒーのオーダーもそうですが、フードもどのお店も共通点が多く、似たようなメニューが多く存在します。Egg on wayとかEgg your build とか呼ばれるパンと卵にベーコンやアボカドなどをカスタマイズするものが代表的ですし、マフィンやバナナブレッド、クロワッサンも大抵のカフェに置いております。少しクラシックなお店やベーカリーなどに行くとミートパイやソーセージロールが必ずといっていいほどあります。
・人々のコーヒーに対する考え方
上述したお店のメニューや雰囲気、コンセプトもコーヒー文化を語る上で大切な要素かと思いますが、人々のコーヒーに対する考え方も日本とは違うように思います。
多くの人は毎日カフェもしくはコーヒースタンドで一杯$4~6のコーヒーを飲んでいます。働く日が20日だとして$4×20=80、$1=90円で計算してもコーヒーに7,200円/月に払っていることになります。それだけ給料が高く、生活に余裕があるということかもしれませんが、コーヒーにそれだけ払ってもいいと思っている、コーヒーがより身近だということだとも思います。もちろんその中にはカフェイン中毒の人もいるでしょう。(笑)
多くの人がコーヒーを飲むのはカフェに対する敷居の低さもあると思います。ラフな格好でくる人も多く、犬の散歩途中に寄ったり、必ずしもおめかしして出かける場所ではありません。もちろんおしゃれしてくる人もいます。
またメルボルンの狂った天気とカフェの相性がいいのかもしれません。メルボルンは一日の中に四季があると言われるほど、天気が目まぐるしく変わります。カフェに避難するというのも一つのライフハックなのかもしれませんね。
さらにコーヒーというとエスプレッソを使ったドリンク全般を指すのも興味深いと思います。日本だとコーヒー=ブラックみたいなイメージがありますが、メルボルンでコーヒーといえばラテもフラットホワイトもカプチーノも立派なコーヒーです。White coffee なんて呼ばれたりもしますが。お店で「コーヒーください」っていうとおそらく「ラテ?」と言われるくらいにWhite coffeeが主流です。
・スペシャルティコーヒーについて
最後にスペシャルティーコーヒーに関しての考え方の違いにも触れていきたいと思います。近年、日本でもかなり耳にするようになったスペシャルティーコーヒー。メルボルンにも当然浸透しています。私が働いていたお店もスペシャルティーコーヒーを使っていました。ただ日本のようにコーヒーをブラックで飲むという習慣はさほどないためか日本のようにかなり豆にフォーカスしたお店というのは少ないように思います。もちろん中にはありますが…。
それよりももっと意識しているのは、いかに普段使いできるか・毎日通えるかということだと思います。
価格もそうだし雰囲気や提供スピードなども含めて毎日気軽に来れるお店が多いと思います。また注文をする際にオーダーをわかりやすくするためにお客さんの名前を訊く文化も通いやすくしている要因かなと思います。通っているとバリスタも当然名前を覚えるし、お客さんも名前で呼ばれたら嬉しいですよね。
単純に質の良いコーヒーを出すのは当たり前でそこに+αで別の価値があるカフェが多い印象です。日本でも少し気になっていた部分でもありますが、情報が美味しいと感じてしまうというケースがあるかと思います。なんとなく美味しいコーヒーなんだろうなと生産者や精製プロセス品種等々の情報をいっぱい見せられたり聞かされたりして美味しい前提で飲む。みたいな。
オーストラリアの人たちももちろん気にする人もいますが、多くの人は単純に自分が飲んで美味しいコーヒーか、居心地がいいかを判断しているようにも思います。
正直味だけでいったら日本のスペシャルティーも負けてないように思いますし、ドリップコーヒーを飲む文化とスペシャルティーコーヒーは相性がすごくいいと思います。フィルターコーヒーだけでいったら日本のお店の方が美味しい気すらします。
少し細かい話になりますが、メルボルンではミルクと合わせるドリンクが主流なのでエスプレッソはブレンドであることが多いです。フレーバーを重視するスペシャルティーとミルクは合わないと考える人たちもいます。もちろんコーヒー豆の消費する量が桁違いなので供給を安定させたいというロースターの意図もあるかとは思いますが。
そうはいってもトレンドもあるので、メルボルンにおいてもスペシャルティーコーヒーはブラックで飲むという人も徐々に増えている気はしますし、スペシャルティコーヒーを出すお店は増えています。
数あるカフェの中でコーヒーにこだわっているかどうか見分けるためのポイントの一つはコーヒーグラインダーの数です。オーダーによって使う豆を使い分けているということはかなりコーヒーに気をつかっています。
以上が私が感じたメルボルンのコーヒー文化です。
皆さんも自分のお気に入りのカフェやカスタマイズを見つけてぜひメルボルンのコーヒーを愉しんでくださいね。
まとめ
ここまで徒然なるままにコーヒーのことを紹介してきました。自分が正しいとも思っていないし、自分が間違っているとも思いません。なぜならコーヒーは人によって感じ方も違うし、自由だからです。ただ少しでもこの情報が、ここまで読んでくれた貴方にとって有益なものになったら私は嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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