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第2回公園 脚本紹介⑤『某写真グラムに物申す』

こんにちは、こんどうみさとです!
こちらの作品、後半の演目一発目だったんですが、一個前との温度差。今回の公園はなかなか寒暖差が激しかったですね。寒暖差と言えば、春秋は本当に着る服に困ります。朝早く出る仕事なので凍えそうに寒いなと思いながら、わたし暑がりなので昼は意外と暑くて困るんですよね。その点夏は半袖一択なのは助かりますが、近年の夏は本当に殺人的な暑さなので8月も末とは言え皆様ご自愛ください。何の話?

さて、本作は初めてのコメディへの挑戦でした。コメディがわからん。某写真グラムも中高のときに触ってはいたものの、高校卒業してからとんと更新しなくなって、一回アンインストールまでして、今は好きな絵師のマンガを見る為だけに入れています。なんでこの作品書いた?

写真、これは結構大衆的に広まっている趣味と言いますか、今時はスマホがあれば手軽に誰でも良い感じの写真が撮れるもので、だからこそ某写真グラムのようなアプリが流行ったわけでしょう。え?令和の高校生はTikTokだ?そんなこといいんですよ。平成後期の高校生はインスタだったんですよ。LINEじゃなくてインスタのDM先に交換する文化とか知りません。全部現役JKの妹に聞きました。

撮ろうと思えば誰でもそれっぽく撮れるし、加工も簡単、だけどその新しさや流れについていけないこともあるよね…ということで、そんなインスタに目くじら立ててる写真部の彼がいたら面白いなと思いこの話を書きました。

知らない文化、ついていけないノリ、どうしても理解できないことあるよね、でも意外と本質は近くて仲良くなれるかも………やっぱり無理かも。
最初はキレ散らかして終わるだけだったのですが、あまりにまとまりが悪いな…となって今の形に落ち着きました。異文化理解みたいな。

今回このおかしな本を演じてくれたSteph.さんは本当にインスタのIの字も知らないような状態で稽古が始まりました。そういう意味では主人公の彼と近い部分があって上手くマッチしたかもしれません。最初は「インスタあるある」の元ネタの意味を解説するところから始まりました。私も詳しくないのに…。

しかし今回一番困ったのはインスタへの知識不足ではなくセリフ覚えで、なんか長々と1人で喋らせて本当にごめんという気持ちです。本番前日もワタワタしてたのに、当日になったら何故かめちゃくちゃ普通に通っててびっくりしました。努力すごい。本当にありがとうございます。本当に……だけどなんだかんだ楽しそうにやってくれたので脚本家冥利に尽きますね。私が男子高校生を演じられないばっかりに……。
(こんなおかしな一人芝居、誰も居なかったら自分でやるか…と一度は覚悟しましたが、配役決めで読み合わせを聞いた時にこれは男性の体格や声でやるのがいちばんおもろい、となってしまいました。これは平均身長以下の成人女性が男装してもおもろくない。)

あとは小道具も多くて、集めるのも大変そうで、小道具の皆様本当にすみません。あれ私これマンガ家でも謝ったな。小道具に頼りすぎだ。
だけど大きな副産物としては、小道具の一眼レフカメラ。団体内で借りるのも難しく、ミラーレスしか所持者がおらず、フリマアプリで手に入るのは恐ろしく古いジャンク品……そこで見つけたのがカメラ機材のレンタルでした。今ってなんでも借りれますよね。すごいですよね。
というわけで舞監やら小道具部やらに頭を下げ、一眼レフをレンタルしました。小道具としての実在感も本当に良かったのですが、終演後には実際にカメラを使って舞台写真が撮れました。素人の私がオートで触ってもできる素敵なボケ感とピント、ていうかファインダー覗くの楽しいよね。良い瞬間が切り取れた時の興奮たまんないよね。小学校のときに写真クラブに所属していた私、大喜び。
結果的に舞台写真を(なんと1300枚も)楽しく撮ることもできてよかったです。楽しいです一眼レフ。私も欲しいな。

そんなこんなで各所に頭を下げながらできた舞台でした。ワガママにお付き合いいただきありがとうございました。まさに空き地という感じの遊びっぷり。

セリフ覚えに苦労するであろう脚本の本編はこちらです。せっかくなので、ネットの海に放流しておきます。怪しくないです読んでみてください。Mっけのある男性はやってみてください。そしてまた別の写真部の姿を見せてください。

他の人も言ってくれましたが、休憩時の転換ではマンガ家チームの女の子たちが楽しく舞台を飾ってくれました、私はあのシーンがとても好きです。本編に登場しない写真部のJKたちという設定でした。アドリブもしてくれて可愛くて大満足です。

この辺りでおしまいにしましょう。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
それではまた!

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