ハイキックかあ…

相談されたんだけど、「ハイキックで目やのどを狙えるか?」と。


答えとしては、可能。
ただし、狙ってやることでもない。

私はあまり上段の蹴りを使わんし、蹴りの専門でもないからアレなんだけど…
個人的な意見で言うなら。

足って不器用だから、相当訓練積まないと器用な事はできないし、期待もできない。
それに身体能力衰えた私みたいなのだと、厳しいわな…まあ、そもそも足を高く上げなくても頭は蹴れるし?
それよりも移動や足捌きで使った方が本来の目的にも合うし、上達のための時間も短くて済むし。


そういえば、蹴りは振り回すイメージ持たれがちだけど…
これも打撃だから結局は点の攻撃なのよ。

ちゃんと当てるには、一点(本当に三次元的な点)を狙って蹴り抜かんと、押したりただ振り回しただけの軽い蹴りになる。

そういう意味で言えば、急所を狙うのと変わらんとも言えるのだけど…
そこまで足って器用じゃない、本当に。

ミット持って、ここ!とやってても妙に下や上を蹴ってくる生徒さんの多いことw
目付け…狙い方を知らないとも言えるのだけど、本当にその程度の精度なのよやらない人って。


そうだねー、今週のお稽古のお題はそれでもいいわね。
「突き蹴りの精度を考えよう」
だなw


ちなみに、蹴りで目に入ったり鼓膜破ったりということは事故として結構あるし、のどは爪先の蹴りで狙ったりするんだけど…
そんな狙いにくいとこ狙うなら、もっと素早くあばらや腰骨を蹴り込んだ方が当たりやすいし効果的だし。

やはり高い蹴りは見世物的なものだと思うよ。
意表を突く事はできるし、間合いは広がるし、威力は手よりも大きいけどね。
できないよりはできた方が選択肢は広がるから、相手に選択を強制できる。