まじめにおけいこ
雨だけど、屋外で屋根のある公園にて。
…軽食コーナーでは食事できなかったけど!!(´;ω;`)
まあいいのよ。
今回は棒を持ってきたので、私は傘で棍の手ほどきをする。
こうよ、とお手本見せて…やってみ?と。
できーん…と言われる。
しゃあないのよ、基本の動きができてないから使い方が判らんのは。
でもな、習ってるで?
そして、素手でも同じ動きのはあるで?
これで、あとで基本の型を説明し直しというのは決定。
でも今は棍のおけいこ。
とにかく理解できなかったのは、「手が反対」という事。
腕を内旋…内向きに回すのがどうやらクセのようで…必ず逆手に持ち替える時にそう握り、腕が動かない。
そらそうよ、自分の手首、肘、肩を動かないよう固定する方向に手を差し入れてんだから。
関節の自由度を活かすために、下からそっと持ち上げて支える。
介助でもおんなじやで?w
これを素手でやると、探り手と言って下から袖を引くかたちとなる。
これをやられたらまず蹴られると思った方が良い…
構えから振り方、最初の一連の動きまでを繰り返してもらう。
実は固定概念があって。
棒は振るだけで当たることが分かるため、理屈がのみ込みやすいんだけど。
(まあ、きちんと振るなら握った所を支点として、うねるように打たんとあかんのだが)
棍は物打ちどころが二つある。
旋回させたり円を描いたり、と同時に「体の動かし方も含めて」いくつもの円を重ねることで、長さ以上の優位性を持つことになる。
更に、持ち手を限定されてないという事で、尺が変わる。
まあ、指などを狙われるのはよくあるので、滑ってくるのは要注意やけどね。
この辺の特性を、「納得」するのがまずは最初やないかなー。
いくつかの型を見せて、使い方を説明したけど…
たぶん今日教えたのが一番理解しやすいと思うよ。
かっこいいしw <これ大事。好きこそものの上手なれ。
まあ、そこから覚えるのに苦労する動きの連続なんだけどなー…凹
とにかく、棍の中心を捉えて、自由に動くようにしてあげると、得物は勝手に動くようになる。
使う人は誘導してあげる感じやね。
力で振り回そうとすると、却って動かなくなるで。
こういったノウハウは、素手でも必ず理解に役立つ。
そして、空手の基本の動きは、棍の操作法を流用してるというのに気づくはず。
使う目的が変わるだけで、動きは同じだから「お稽古時間が半分」で済むな!w
そして、基本の型も説明し直した。
判らなかった所、あやしかった所も説明できたみたいで、納得してもらえた。
…手を伸ばしたら「びくう!?」と後ずさるのは、説明が効きすぎたのかねー…(´・ω・`)
手刀打ちで、体を開きながら脇を締めてしなりを伝える、というのがようやく体感できたみたいで。
今日一番重要なのはこれやなかろうか。
これができれば、大抵の手技は理解できる。
体のばねの使い方よ。
まあ、あくまで私の解釈であって。
他はまた違うのがあるんだろうとは思ってるけどね。
私が持ってない技なんてたくさんあって、
それを伝えてる所はたくさんあるやろし、
私が見つけたのが独自の場合も、又あるやろ。
そんなもんよ、こういうのは。
でも、時間を追うごとに赤みを増してく紅葉を感じつつ。
雨降りの静かな稽古は終了。
楽しかった。