＜気になるニュース＞ 貧困層に支援は必要か？
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「生活保護の人」と「隠れた貧困層」の深い溝
＜どんな内容？＞
生活保護の受給者に配るお金を減らして貧困層を支援する。
そんな動きに対するさまざまな意見や問題点を取り上げたニュース。
生活保護の受給者と保護を受けていない「隠れた貧困層」との溝が埋まらない現状を取り上げている。
専門家から現状を打破するための策もあり。
＜ニュースを読んだ感想＞
「隠れた貧困層」になぜ注目するのか？
それは現在ごく普通に働いている人も含めて、日本ではすぐに「貧困層」の仲間入りになりやすい傾向があるからだ。
それはもちろん、定年後の高齢者だけの話ではない。
あまりクローズアップされることはないが、日本では40歳以上で会社を辞めた場合、再就職するのは非常に厳しいという現状がある。
よほどのスキルと経験がない限り、条件の悪いブラック企業まがいの会社に就職
するのが一般的だ。
就職できなかった場合はさらに悲惨。
月々の家賃や食費がかかるうえに、国民健康保険の代金も負担。
自己都合で退社した場合は雇用保険がわずかな額しか支払われない。
このような状況の中で再び社会復帰できる人はほとんどいないだろう。
40歳以上の自殺者数が増加しているのはそうした疎外された状況が原因だ。
今後は就職したくても再就職できないでいる貧困層の人たちの支援を強化していく必要があるだろう。
ただし、生活保護の基準を引き下げるだけでは十分ではない。
40歳以上の人たちや高齢者が再就職しやすい環境作りが必要だ。
「援助」ではなく、第二の人生を歩むための「支援」。
限りある財源に頼らない政策が今求められる。
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