電子書籍をいかに売るか Ⅵ
今回で「電子書籍をいかに売るか」シリーズは最終回となります。
当初は１～2回程度で終わる予定でしたが、書きながら考えていった結果、書くべき事がいろいろと生じてきて結局全6回という長さになってしまいました。
振り返ってみると、ここで書いたものは自分が今行っていることとも深い関連のあることばかりです。
noteの弱点を見極めて対策をうつこと、個人で使用するブログ（Wordpress）を作ること、手間のかからない広告方法を編み出すこと、さまざまな記事を書きながらそれを徐々に高めていけるような仕組みを作り上げること。
最終的に電子書籍として販売するという目標に向かいつつも、なんとかいい方法はないものかと模索した結果生まれたのが、今回説明した方法です。
改めて、その方法を提示すると、以下のようになります。
note→ブログ→電子書籍化」という三つの段階を設けて、同時に広告も展開する
これだけの長さになってしまったのは、この3つの段階がなぜ必要なのか、今まで当たり前に信じられてきた常識が全く役に立たないものであることを示しつつ説明したからです。
今回提示した方法は必ずしも絶対に効果があるとは言い切れませんが、既存の常識が絶対的に効果のあるものではないことは、自分なりの売り方を模索するうえで欠かせない事実であると思われます。
また、モノやサービスを売るというのは、実は目の前に見えていることだけを考えて行うことではありません。その商品が販売される市場全体の傾向、それを使う人の考えや心の動きなど、幅広い視点が必要です。
今回提示したのはあくまで一つのアイディアに過ぎませんが、ここで展開した考えを参考にしながら自分なりの方法を模索してみてください。
最後に、これまで触れてこなかった問題を取り上げて終わりにします。
Wordpressをおすすめする三つの理由
数あるブログサービスの中で、なぜWordpressをおすすめするのか、簡単に説明します。
1.検索にヒットされやすい
検索にヒットされやすいというのは、コンテンツ内容だけではありません。サイトを成り立たせているプログラム（ソースコード）も多分に関係しています。これはプログラミングの知識がある人はよく知っていることですが、ソースコードがゴチャゴチャしているサイトはGoogleの検索ロボットからは好まれません。その点、WordpressはGoogleの求める基準を満たしているテンプレートが豊富にあり、検索でヒットされやすいというメリットがあります。特にWordpressの公式テーマは他のサイトの見本になるほど優れています。
2.プラグインを追加して便利な機能を追加できる
WordpressにはSEOに役立つプラグインも用意されているので、それを使って検索でヒットされやすくすることもできます。また、中には自動で過去記事を選んでツイートしてくれるという恐るべき機能を持つものまで用意されています。このようなプラグインを活用することで、過去記事を有効活用することも可能です。
3.デザインをカスタマイズしやすい
他のブログサービスでは、さまざまな制約があったり、独自のテンプレートを使っているため、自由にデザインが変更できないことがあります。それに比べて、Wordpressのテンプレートは比較的デザインを変更しやすくなっています。自分の好み通りのサイトを作りたいのであれば、デザインが変更しやすいサービスを選んだ方が得策です。
売れるのはどんな本？
世の中にはよく売れている本があれば、逆にさっぱり売れていない本もあります。
両者の違いについて問われれば、私たちはすぐさま「中身の差」と答えるでしょう。
しかし、その「中身の差」とはいったい何でしょうか？
「面白さ」でしょうか、「新鮮さ・斬新さ」でしょうか？ それとも「ニーズの高さ」、「貢献度」、「トレンド」でしょうか？
そこにはさまざまな価値基準があると思われますが、必ずしも一つに決まっているわけではありません。
また、そこには私たちには気づきにくい価値基準が存在していることも事実です。
本当に本を売りたいと思っているのなら、まずはそうした価値基準がどんなものであるのかを十分に知っておく必要があるでしょう。
本を売るには、実際に売れている本から「売れる特徴」を洗いざらい調べ上げることから始める必要があります。
＜みなさまにお願い＞
売れる本の特徴について自分のnoteに書いてみてください。
また、書いたらこちらにご一報ください。
このページにて掲載し、リンクさせていただきます。
＜これまでの記事＞
今買うべき電子書籍リーダーはどれ？ 「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」それとも楽天のKoboがいい？
