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電子書籍をいかに売るか Ⅳ

そんな面倒なことをするのなら、その分原稿を書きためてさっさと出版した方が手っ取り早いように思われます。

たしかにブログを立ち上げるのは少々面倒です。しかもWordpressを利用するとコストもかかってきます。

しかし、電子書籍を作成するまえにブログでコンテンツを掲載しておくと、次のような3つのメリットが生じます。

1. 編集がスムーズに進む

2. ブログそのもので一定の利益が得られる

3. 検索を通して訪れる人が増える

この3つのメリットはnoteの弱点の補うばかりでなく、電子書籍を購入してくれそうな人も集客することができます。

また額はそれほど多くはありませんが、ブログだけで収益が得られるため、うまくいけば、Wordpressを運用する際に生じるレンタルサーバー代(年間で5千円程度)も回収できることになります。

ブログで編集するメリット

noteの下書きをさらにブログで編集することで次のようなメリットも生じてきます。

作業を可視化できる

電子書籍を作るとうのはかなり面倒なことでもあります。noteに下書きの原稿をためておいたとしても、それを加筆・訂正しなければなりません。

量が少なければ問題ないのですが、長文のコンテンツの場合は相当な労力が必要となるでしょう。そのため、よほど強い意志と忍耐力がなければ、途中で投げ出してしまうことにもなりかねません。

そこでnote→ブログという2つの段階を設けて、編集する「きっかけ」を作ります。こうすると、一つ一つの作業が明確になり、進歩状況も可視化することができます。

記事を整理していつでも呼び出せる

ブログで書いた原稿がある程度たまってきたら、その中からいくつかをピックアップし、電子書籍化していきます。

その際に便利なのが、ブログの編集機能です。

ブログには自分の書いたテキストを、カテゴリ、タグ、検索などを使って呼び出す機能があります。

例えば、これまで書いた「祭り」に関する原稿をすべて呼び出したいと思ったときにでも、すぐに呼び出して編集に活用できます。

ちなみに、noteにはこうした機能がないため、以前書いた記事を探すのに非常に苦労します。

売れるかどうかテストできる

noteのコンテンツは、作者がどんな人なのかある程度わかっている人たちが集まりやすくなっています。

一方、ブログの場合、プロフィールではなく、記事のタイトルや内容そのものに興味を持った人たちが集まってきます。

当然、noteでは反応がよくても、ブログではそれほど反応がなかったということも起こりえます。

しかし、電子書籍を販売する場合、実際に購入する人は自分とは全く面識のない知らない人たちです。

そういう人達に自分の原稿を読んでもらえるかどうかを確かめるには、やはりブログの反応を参考にした方がいいでしょう。

そこで多くの人が集まってくるような反応が得られた場合は、電子書籍として売れる可能性が高いということを示しています。

一定の収益が得られる

電子書籍で一定の利益を得ている人達は、すでにブログなどを使って収益を得ている人が大半です。

これは電子書籍で利益を得ることよりも、ブログを使って利益を得ることの方がはるかに簡単だからです。

例えば、あなたが立ち上げたブログに訪れた人が、たまたまGoogle Adsenceの広告バナーをクリックしたとします。

その時点で少なくても数十円の収入が入ってきます。10回ほどクリックすれば、数百円にはなるでしょう。

つまり、中身のある充実したテキストコンテンツであれば、電子書籍化する前に収益化させることができるのです。

もちろん、電子書籍を作り販売することが目的なので、ブログで収益を出すことにこだわってはいけません。

noteで書いた下書きをできるだけ丁寧に再編集し、中身のある充実したテキストコンテンツに仕上げようとするだけでいいでしょう。

多くの人たちが自然と集まってくるような内容であれば、年間で5千円というのはそれほど難しい目標ではありません。すぐに回収して利益を出すことも決して夢ではないでしょう。

電子書籍を作りながら、同時にブログで収益を得る。

これが最もベストな電子書籍の作り方です。

<次回は最終回です!>

次回は数あるブログサービズの中で、なぜWordpressをおすすめするのかについて説明します。(※今回提示した3つ目のメリットとも大きく関係しています。)

また、最終回なので、これまで触れてこなかった問題についてもいきます。興味のある方は引き続きご覧ください。


<続きはこちら>

電子書籍をいかに売るか Ⅴ

<前回までの記事>

電子書籍をいかに売るか Ⅰ

電子書籍をいかに売るか Ⅱ

電子書籍をいかに売るか Ⅲ


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