欧州1年目を振り返って
12月10日でちょうどベルギーに来て1年が経ったので、振返りを思いつくままに書いてみたいと思います。
当事者意識の拡大
これは私がSHCを卒業した時に立てたテーマの一つです。
我々5期生の時は、卒業式の時に一人一人が決意表明スピーチを行ったのですが、そこで「当事者意識を拡大する」ということを決意として話しました(話したはず!)。
どういうことかと申しますと、「自分自身を主語として語る、言動を届かせる範囲を拡大する」とも言い換えられるものです(余計わかりにくいかも・・・?)。
SHCに入る前の私は何者でもないただの会社員で、自分自身の意見や行動をより大きな範囲に直接的に届かせることについてとても怖がっていた人間でした。近くにいる人たちにさえも。
SHCへ応募し、スポーツ業界への志を固めた時、自分自身の言動が、例えそれがさざ波も立つか立たないかの小さな言動であったとしても、もしかしたら世の中をよくすることになるかもしれないし、そもそもその言動がプラスかマイナスかなんて自分が決める話ではないな、と考えを改め、とにかく自分を主語にする範囲を大きくしたいと行動に移した1年間でした。
その具体的な動きとしてSNSの運用を整理して積極的に行うことでした。Twitter、note、LinkedIn、Facebook、Instagramの運用を整理して、積極的に運用開始しました。
特にTwitterは1年半前はフォロー 0人、フォロワー 0人のところから始めて、今はフォロワー460人の方に自分の声が直接届けられるようになりました。これは所謂TwitterのFollower獲得術みたいなものは一切やってないです(というか自分の性格上真似できないorz)。自分自身が発信したいことを続けている中で、色々な人と人との繋がりから広がっていることなので、とてもありがたいと感じています。
またnoteでも今までは考えられないような範囲で情報を届けることができ、自分の意見・発言が多くの方々に届き共感いただけることに、本当にSNSの力のすごさを感じます。
そもそもSNS自体の運用を始めた理由としては、
①このデジタル時代において、ビジネスを志す人間がそもそもその運用もやってないのに何も語れないだろう、という思いと、
②SNSが持つ力を使ってスポーツ業界へプラスになることが自分自身でも微力ながらできるかもしれない、という思いと、
が大きかったように思います。
この運用を通じて、当事者意識の範囲を広げることに非常に役立ったと思っています。
新しい出会いと行動範囲の拡大
その副産物として、SNSを通じてこの1年間で色々な新しい方々とつながることができました。
これは本当に有難いことです。
1年前も色々な方々とお会いする場面には積極的に出ていこうと意識はしていましたが、その出会いの量と質がSNSを通じて格段に増しました。
今まで出会えなかったような方、考えや志を同じにする方々、全然違うフィールドで活躍している方々、と出会えたことは本当にうれしかったです。
と同時に、お会いする方々に自分自身が何かお役に立てる人間である必要性もより強く感じるようになり、それ自体がまた自分自身を向上させるモチベーションの1つにすることができました。
もう一つはベルギーという場所です。
やはりヨーロッパの中心に位置するベルギーは、ヨーロッパの他国へのアクセスが非常にしやすいため、物理的な行動範囲も広げることができました。
ヨーロッパだけでもイギリス、スペイン、ドイツ、オランダ、デンマーク、ルクセンブルク、フランスと多くの国に行くことができました。日本にいたら考えられなかったことですね。
特に、ヨーロッパの試合やスタジアムを生でリアルタイムで見える、最新の情報にアクセスできる、というのは本当に毎日が宝のように感じています。
また、これをさらに容易にしてくれたのが「英語能力」の向上です。正直、来たばかりのころはかなりひどい英語を話していましたが、何とか1年間やり続けた結果、一人で誰とでもMTGや商談ができるくらいまでは能力を向上させることができました。
別にものすごい英語が上手く話せるわけではないですが、英語コミュニケーションに対する不安はほぼなくなったことで、一人で行動することへの心理的ハードルはグッと下がりました。
パスポートと英語とグーグルとクレジットカードがあれば世界中どこでも行けます。
STVVでの1年
STVVの仕事については、実はそこまでSNS上で多くはお話してきませんでした。
というのも、立場上コンフィデンシャルな話が多いため、公に個人で活動を報告することが難しいなということも多いため、手探りな状態がまだ続いています。
ざっとキーワードをまとめると、
「経理財務の業務フローの正常化」
「人事制度の構築」
「事業計画・予算策定」
「One STVVの構築」
というところに尽力してきた1年でした。特に最初の半年は把握と再構築、次の半年は運用と改善というところです。まだまだ道半ばです。
有難いことに色々なメディアにも取材していただき、ニュースや記事も作っていただけましたが、やはり全てがその通り順風満帆というわけではありません。
が、「目の前のことに全力を尽くす」ということで課題解決と目標達成に向けて来年も引き続き向き合っていきたいと思っています。
次の1年も皆さんにより有益な情報をお届けできるようにしていきたいです。