建築における「感性」を磨く重要性
皆様、お久しぶりです。
今回は、私の考える「感性」を磨く重要性についてお伝えをさせていただければと思います。現段階で、何のことやらと感じる方も多いとは思いますが、全く問題ございません。
今回は建築に重点を置いて書かせていただきますが、不動産業界、全くの異業種の方々にも是非読んでいただければと思います。
少し、哲学的な話題にはなってしまいますがお付き合いいただけますと幸いです。
それでは始めましょうか。
・素晴らしい建築物とは?
東京の中心地に足を運べば、目を引かれる美しい、素晴らしいとされる建築物が数多くある。現在、施工中の麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズステーションタワーの美しさは言葉で表現出来ない。
やはり、良い建築物は素晴らしいのである。
ここで突然ではあるが皆様に質問をしたい。麻布台ヒルズの何が凄いのか。何故あれだけ皆の目を引くことができるのか。これを言語化して欲しい。
実際、何が凄いのか(規模感は除く)、何が美しいのか、そもそもどのようなことに目を奪われているのかを言語化することは難しいと感じないだろうか?
実際このように考える方々は少ないように感じている。素晴らしいとされる建築物若しくは絵画でも良いだろう、原点に立ち返って何が素晴らしいのか考えてみて欲しい。
・なぜ素晴らしい建築物と言われるのか?
では、何が人々に素晴らしいと言わせ、感じさせるのだろうか。
この答えが、タイトルでもある「感性」なのである。
世の中にある、素晴らしいとされる建築物は、人々の「感性」を掴んで離さない何かがある。そう感じさせる何かがあるのだ。
そもそも、「感性」とは直観に近い。だからこそ、言語化することが非常に難しいのであろう。
計画・施工する側にいる方々は、素晴らしいと感じさせる建築物という作品を作り上げる「感性」を持っているとも言える。だからこそ、私たち建築に関わる仕事をする人間は「感性」磨き続けなければいけないのだと強く主張したい。
・「感性」を磨き続ける
では、実際に「感性」を磨くにはどのような行動を取ることが必要なのだろうか?
私は、良いものを見て、触れて、考える、この3つを繰り返すことで「感性」が磨かれると考えている。これは、日々私の上司に口酸っぱく言われていることだ。
ただ、机の上に座って資料を読み込んで作成をしても、「感性」を磨くことはできない。それは、「知識」として蓄積されていくものだ。
「知識」は継続する中で身について行くが、「感性」については意識して磨き続けなければどんどん錆び付いて行くものだと思っていただきたい。
慣習や決まり事、固定観念に縛られてしまい素晴らしい「感性」がどんどん錆び付いてしまうのだ。だからこそ、今すぐにでも街に出て、良いものを見て、触れて、考えて、「感性」を磨いて貰いたい。
私は、「感性」を磨くことで最終的には素早い情報収集や未来予測にも繋がると信じている。
私も、まだまだ未熟ではあるが一緒に「感性」を磨き続け、日本に素晴らしい建築物をもっともっと増やして行ける仲間が出来ることを願っている。
最後に
「感性」について語らせていただいたが、1つ皆様にお伝えをしたいことがある。
「感性」を磨き続け、「自分の拘り」はとことん突き詰めて考えていただきたい。それは、異業種の方々も同じだ。
妥協してしまいそうなタイミングで、自分の「感性」で考えて拘り抜いた作品には業種関係なく、人々を惹きつける何かが絶対にある。日本はもっと素晴らしい作品で一杯に出来る可能性を秘めている。
私は、今回のnoteを通してそのような素晴らしい作品を作り上げる人財の方々が少しでも増えていただければ幸いである。
私も負けじと頑張りたい、、、、、
今回の記事を書くにあたって、様々な助言を下さった私の上司、SGRさん、何時もご指導を下さる皆様、本当にありがとうございました。
次回作もお楽しみに!
それでは、ご安全に👋
@アキ