GARDEN-blooming in the soul
2022年1月7日、吉祥寺スターパインズカフェで開催された、Yuuko Kader主催のベリーダンスショーの個人的な感想です。
（Yuuko Kader先生は私のベリーダンスの先生であり、本文で紹介しているDeskko!のみなさんは大切なチームメイトです！）
魂に咲いた花。
総勢３７組のベリーダンサーが集まった壮大なハフラ。ショータイトルの通り３７輪の花が咲き乱れるようで、まさに“百花繚乱”といった華やかさのあるショーでした。花たちは全てが自由で自信に満ちていて、その魂の美しさを輝かせていました。
本当は全３７組を紹介したいくらいだけど、盛りだくさんすぎるので、今回僭越ながら仲の良いDeskko!メンバーの舞について書きたいと思います。（全員書けなくてごめんなさい！）
★Deskko! with Yuuko Kader ： 最初の演目にして、オオトリのような迫力。Deskko!の群舞って、きちんと揃っているにも関わらず、それぞれの個性が出ていて、1秒も一寸も見逃せない。呼吸することを忘れてしまうような胸に迫る共演で、今回も息つく間がなかったです笑。
★kurara ：kuraraちゃんは、舞台に上がった瞬間、暗転中でもすぐにわかるほどの凜とした佇まいが素敵。それでいて、いざ踊り出すとkurara節、というか本当に自由で明るい表情を見せてくれて、こちらまで明るい気持ちになる。今回もそんなkurara節全開な演目でした。
★天音 : 天音さんは、本当に笑顔とその世界観が素敵で、今回も初手その笑顔にやられました。踊り出すと天音ワールドに導かれます。今回は、特に何だか冒険に出かけたくなるような、ここじゃないどこかに連れて行ってくれるような、そんなファンタジーを感じました。
★Nanako : 本人は終わった後「とても緊張していた」、なんて言っていたけど、そんなの微塵も感じさせない踊りでした。むしろ以前と比べると、硬さが強さに変わってよりしなやかになったんじゃないかな、感じたほど。Nanakoちゃん、みるたびに超絶進化してて、本当毎回楽しみ！
★Stella ： びっくりした！あれ？Kader先生？？と思ったら、先生の衣装で踊っていたそうです。でも、衣装だけでなく、数年前のKader先生が憑依したかと思うほどの表情と動き。表情も自信に満ちて、指先の動きから一瞬の間合いの取り方まで本当に綺麗でした。こんな言い方したらちょっと偉そうに聞こえるかもなのですが…すごい地道な努力を重ねてきたんだなというのを感じて、とても感動しました。
★Ai Lazward ： ショー前にもちょっとだけ会えたのですが、なんか綺麗になったよね。踊りもなんというか懐が広くなったというか、観客との距離感がより近くなったような感じがして、私は好きでした。想像だけど、なんか迷いがなくなったのかな？さすがAiさんでした。
★Stella & Natsuko Larimar： セトリ見た瞬間、コレコレー！と一人で盛り上がっちゃいました。この二人のDUOは前から見たかった！演目の冒頭にもあったように、人は一人では生きられないようにできていて、まさにこの二人もお互いを補完して高め合っていて、まさにDuoってこうゆうことだよね！と感じさせてくれました。
★Era ： Eraちゃんは元々ベリーの歴も長くて本当に上手で、本当に完璧！ってくらい綺麗なダンサーなのですが、今回は良い意味で裏切られました！殻を打ち破った感じで、荒々しく感情的で“ダンスが上手”というだけでない表現者としてのEraを存分にぶつけてやろうという気概を感じました。ここから次にどんなふうに進化していくのか？楽しみすぎます！
★CREA : 正直、ちょっと感極まりました。心に直にくる感じで、映画一本を見るように短い演目の中で心揺さぶられっぱなしでした。自信に満ちていて、その長身のスタイルと相まって、本当に凜としたベリーダンサーCREAの姿を見ることができました。
そして、最後はKader先生のソロでした。
ここまで３６組のダンサーたちの花々を観てきたわけですが、最後に舞台上に現れたのは、荒れた地に咲く一輪の花でした。想起されたのは、全てが失われたコンクリートの瓦礫の隙間から白く美しい花が一輪だけ花を咲かせている、そんな情景。それはたった一輪でも、力強くしなやかで希望と愛に満ちている。まるで世界中の失望や悲しみを包み込んでくれるかのように、こころに安らぎと幸福感をあたえてくれる。「あぁ神様。」曲が終わり暗転し、私の心に残ったのは大きな“救い”でした。
本当にあっという間の時間でした。ショー全体を通じて感じたのは、“自由”の美しさ。上に紹介したダンサーたちだけでなく、今回出演したすべてのダンサーが“自由”に自分自身を表現し、舞台上で輝いていました。それはとても美しく、私にとって憧れを感じるものでした。それぞれ様々な環境や背景をもっていても、そこにとらわれず自由に舞い踊る時それは強くてとても美しい。私自身も、そうでありたいと、新年の抱負に心に刻んだ時間でした。
ご出演のダンサーの皆様、スタッフの皆様、そして主催のYuukoKader先生、素敵なショーをありがとうございました！！
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