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晏藝嘉三《アキ ヨシミ》
2021年9月17日 09:48
夜桜や浮かれ烏(からす)が舞い舞いと桜花(はな)の木蔭に誰やらがいるわいな惚(とぼ)けしゃんすな芽吹き柳が風にもまれてエエふぅわりふぅわりとオオそうじゃいなそうじゃわいな〈意訳〉夜桜の中、花街(吉原)浮き浮きと張り見世の前を通り過ぎる吉原にやって来た沢山の客=浮かれ烏たち(冷やかしの客の事とも)それを見る格子の中の妓たちの掛け合い「桜花の蔭にいるのは愛しいあ