有機農家さんを訪ねて思うこと

2020年7月12日 10:31

私は、Be Organic Marketというオーガニック食品専門店を営んでいます。

2019年12月まではカフェも併設した実店舗を持っていたのですが、今はネットショップで運営しています。コロナの影響もあり、絶妙なタイミングで運営体制を移行したわけですが、どちらの体制でも志やオーガニック振興の想いは変わりません。

有機農家さんや有機栽培の物を原材料とする生産者の方々をできるだけ訪ねて、お話し、皆さんにお伝えすることができればと思っています。

またその活動の中で、Yahoo! エールマーケットの「有機農家農園てとて」の企画とコンテンツ作成をさせていただいています。

大分の有機農家農園てとて深瀬さんご夫婦を訪ねると、その想いとアイデアにいつも感服します。

また、有機農家さん共通の想いは、「おいしい野菜を作りたい」「安全な野菜をみなさんに届けたい」というものはもちろんなのですが、根本は、「地球環境のため、自然にも人にも優しい、自然循環型の農業を行いたい」という、意識の高さを感じます。

土づくりからこだわり、微生物や益虫、雑草の自然の効果も生かして作る有機栽培や自然栽培は、ありとあらゆる試行錯誤も伴うと思います。そんな中、農家さんなりの正解を見つけると、畑や野菜たちが答えてくれて、スクスクとしっかりと育っていくように思います。

有機野菜は「小さい」とか「虫食いが多い」と思っている人も多いと思いますが、全くそんなことはなく、逆に野菜自身が自分を守る本来の力が強くなるので、しっかりとした野菜に育ちます。

都会のオーガニックスーパーでは、全国各地からのいろいろな有機野菜やオーガニック商品が一同集まっていますが、それらをただ見るだけ、そこに書いてある商品説明を見るだけではわからない生産者の想いやストーリーが、実際に足を運ぶと見えてきて、肌で感じることができます。

私の役割は、その想いを一律に伝えるのではなく、個々の方をより深く知り、それぞれの良さを丁寧に、一般消費者やユーザーに伝えることだと思っています。

いつも、農家さんを訪ねると再確認できる自分の役割に、ワクワクしながら、帰京します。

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