事業貢献したいデザイン組織のDesignship 2024参加レポート
こんにちは、ファインディでデザインマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です。
事業貢献、していきたいですね。
先日、六本木ミッドタウンで開催された「Designship 2024」にスポンサーとして参加して参りましたので、そのレポートになります。
なぜDesignship 2024に参加(スポンサー)を決めたのか
まずは、そもそもなぜ今回参加したのかというお話ですが、「事業におけるデザインの価値を最大化するため」です。
デザインの価値といえば「課題解決」や「感情的価値」などがよく挙げられると思いますが、それらをビジネスに最大限活用することが事業におけるデザインの価値の最大化だと、個人的には考えています(より深い話はまた別途)
そしてそれを実現する1つの方法として「デザインの価値を事業に対して最大化できる組織をつくること」があります。
仲間を増やす、伝える
組織を作る上で仲間を増やすことが非常に大事なのは言わずもがなですが、そのためにまず認知向上が挙げられます。
Designshipはデザインに関わる方が数千人訪れるイベントのため、そこにスポンサーをすることは彼ら/彼女らにファインディを知ってもらうきっかけになります。
また、様々なプランがある中でブースや登壇の機会があるものを選んだ理由としては、現在のファインディとして認知も重要ですが、我々デザイン組織の考え方や雰囲気を少しでも多く伝えたいと思い、選択しました。
視点を増やす、視座を上げる
また組織をつくるという面で、今いるメンバーがDesignsipを通してさらに成長してもらいたいという目的もありました。
1つは大きな舞台での登壇機会。今後私以外もデザイン組織について考え、伝えていく必要があり、今回のDesignshipはまたとない機会になると考えました。
2つ目はデザインに投資する会社が一堂に会するということもあり、今他社がどのような状況か、どういう考えをしているのかを一気に聞くことができます。それと同時に、自分たちの会社や状況を話すことにもなり、自分たちの状況を客観的に知る機会にもなると考えました。
それらを通して、普段の業務では得られない視点や、視座の獲得を期待して参加を決めました。
背景には「資するデザイン組織」かどうか
とはいえ、イベントにスポンサーをするということは、各社様々な背景があり、簡単ではないかもしれません。
弊社はデザインの価値が一定認められており、そもそも論をする必要のない会社であると認識しています。一方で事業会社ということもあり、デザインに限らずスポンサーなどの投資判断は当然のようにシビアに判断しています。
それを踏まえ、ファインディデザインチームが今回出展できたのは「投資に資するデザイン組織」になってきたからなのではと考えています。
接点があればその後に繋げることができる、他者の話を見聞きしたり、話したりすることで各人が業務に活かすことができる。その結果事業に好影響を与えることができる。という投資に対して回収が行える組織であるという言い換えができます。
機会と準備が揃うタイミング、それが今回のスポンサーの決め手だったのかもしれません。
当日までの準備
さて、話は変わって今回は初出展ということもあり、過去の参加企業の情報を集めたり、テーマをブレストしたりとFigma上でワイワイ進めて行きました。
巨大ピンボール
そして今回目玉となった「巨大ピンボール」(高さ165cm)ですが、完全お手製ということでみんなで木材から組み立てて行きました。
登壇準備
私とコミュニケーションデザインのマネージャーの早津さんは登壇の準備をしていましたが、改めて資料作りって難しいですね。
搬入&組み立て
そしていよいよ迎えた前日、搬入や組み立てなどけっこうわちゃわちゃしました。(次回はもっとスムーズにしたい)
当日
いよいよ当日を迎え、熱狂の2日間が始まりました🔥
ファインディブース
ブースでは多くの方にピンボールを遊んでいただき、お札ステッカーを持って帰ってもらいました。
また今回アンケートとしてデザイン生産性への取り組みを聞いていました。結果、多くの組織で取り組まれていることがわかり、デザインと生産性に関する現在地が見えました。
メインステージ 「事業貢献とデザイン生産性」
Day1のメインステージでは事業貢献とデザイン生産性にどう向き合ってきたかというナラティブ(物語)で登壇させてもらいました。
詳細な内容については以下をご覧ください。
オープンステージ 「デザイン組織を進化させるための仕組み化の要諦」
コミュニケーションデザインチームのマネージャーである早津さんは、仕組み化の要諦についてプレゼンテーションを行いました。
詳細は以下から。
パネルディスカッション 「未来を創るための組織デザイン」
左からウェディングパークさん、キュービックさん、コンセントさんとともにディスカッションをさせていただきました。
ファインディからは
組織デザインは事業がパフォームするようにする行い
デザインと事業貢献の距離は基本遠い
デザインから事業部は遠いと思うが、逆も然り
待っていても変わらない、自ら動くべし
といったお話をさせていただきました。
おわりに
まずは出展して本当に良かったと感じています。
想定していたKPIを大幅に達成することができましたし、当初の目的にあったメンバーの視点を広げること、視座を上げることにも寄与したと思っています。
ですが、ここを1つの起点とし次に繋げることができるのか、という点がまだ残っています。それを現実にするために引き続き事業貢献するデザイン組織として邁進していきたいと思います。
そして我々は事業貢献するデザイン組織の仲間を募集しています。ご興味あれば是非まずはお問い合わせください。