16/44 THE RULES JAPAN 恋と結婚の”ルールズ”
世の中が変わっても、国が変わっても、文化や言語が違っていても、共通の悩みを人間は抱えている。
アメリカでの生活で感じたこと。
日本だけを見ていた私は、日本人独自の悩みのように感じていた。
それは、、、
ずばり”人間関係”
特に
運命の”出会い”と”パートナーシップ”
そして、この二つの問題については、いくつになっても順調な時は世界で一番の幸せ者のように感じさせ、ちょっと影が見えると、自分が世界で一番惨めな存在なように感じさせる。
私もこのような思いを何度もした。この感情は経験や年齢はあまり関係はないようで、いくつになっても同じような反応をする。
女は女で
男は男で
そして、誰もが一生変わらず愛されたいのだ。
誰もが運命の人と幸せになりたい。それは世界中の老若男女が求めている。
パートナーと共に、さらに幸せな人生を送ることは素敵なことだし、人間が生きる目的の一つだと思う。
本日ご紹介したい本、
10年以上前?20年近く前?いつか忘れてしまったが、日本の友人から勧められた本を何気なく調べてみたら、なんと!日本人女性向けに改訂されたものが売っているではないですか!
THE RULES JAPAN 恋と結婚の”ルールズ” エレン・ファイン、シェリー・シュナイダー、キャシー天野訳
著者が生まれ育ったアメリカと日本の文化の違いがあるため、日本の読者に伝わらない部分があったのか、日本の文化にも馴染めるように内容が変更されているようだ。
また、近年オンラインで出会う人々も増えているために、オンラインデーティングのメリット・デメリットそして注意点などもきちんと記してある。
声をかけるのは男性から
声をかけられたら感じよく対応する
常に会えるヒマな人にならない
身なりを整えて出かけよう
相手の話を聴く
などなど、、、
この本は、男性のパートナーを求めている女性向けに書かれているので、男性に対しての対応が目立つが、同性の友人や近い人間関係、特別なパートナーではないけれども異性の友人にも態度を変えず対応することを奨励している。
なぜ、友人や親しい仲の人にも一定の距離間を引いて付き合うのか。
それは、
いざ素敵な人に出会った時に、実践できるように常に練習すること。
どんなに親しい人間関係にあっても、なぁなぁな関係になるのではなく健全なボーダーラインと礼節のある関係を保ため。
私はただパートナーシップを築く特別な方法ではなく、家族や友人といった全ての関係におけるパートナーシップにも活用できること、また活用することを勧めているからこの本が好きなのだ。
たしかに、いつでも会える、いつでもヒマな人を私たちは大切にはしない。またすぐに会えるだろうと、気軽に考えてしまう。また、仲良しという関係に甘えて失礼な言葉を発してしまったり、態度であらわしてしまうかもしれない。いくら仲が良くても、度を超えた態度をしてしまったら、その後自分に対して嫌な感情を持ってしまう。要は、相手にとっても自分にとっても健全なボーダーラインは必要なのだ。
ロマンティックな関係にだけ特別なテクニックが必要なだけでなく、全ての人間関係も同じであり、人間関係を上手に構築できる人は、パートナーシップも順調なのだ。
また、基礎の基礎のリレーションシップは、
”自分との関係”だから、自分とベストパートナーになることをこの本では提言していると私は考えている。
目の前に、2人の人がいて、
一人目は自分大好きで、自分を大切にする人。
もう一人は、自分が大嫌いで自分を大切にしない人。
どちらと友達になりたい?魅力的な人はどちら?
ほとんどの人、いや、全員が前者を選ぶのではないか?
ならば、自分を大切にしよう。自分を大切にする人は、自然と他者からも大切にされる。逆にもし、相手に大切にされない場面があったとしたら、それは、あなたが自分を大切にしていないというサインかもしれない。
私も度々こう考えさせられる出来事があった。
この本に沿って行動する女性を”ルールズガールズ”と呼ぶらしい。また、世界各地の言葉に翻訳され、ルールズ公認ファシリテーターも存在する。
人間関係に一喜一憂したり、パートナーシップを嘆き続けるよりも、新しい自分と人間関係づくりのために、身なりと整え、コロナウィルスによる長引く外出自粛にも負けず外に出てみよう。(ソーシャルディスタンスを守って)
外の景色を見てみたら、気づかなかった素敵な風景を見ることができるかもしれない。
ルールズガールは、どんな環境の中でも言い訳することなく自分を大切にする人。
このような人が幸せにならない訳がない。
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