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【ADHD|仕事】入力業務のアナログなケアレスミス防止法

こんにちは、お疲れ様です!
皆さんは仕事上発生するケアレスミスは防止できてますか?
私は母数が多すぎて7割防止しても障害のない人に比べ数倍のケアレスミスをするので見直しが欠かせません。

今回は、そんなそもそもミスをしまくる私が行っているケアレスミス防止法を紹介したいと思います!
助言をもらったこと、支援機関で教えてもらったこと、調べて取り入れたこと、、、これらを試して効果のあったものを書きますので是非参考にしていってくださいね♪


紙で画面を隠すのがラクで早くて正確

以前私が心も体もぶっ壊れるほど悩んだのが、目が滑ってミスが多発するということでした。

※目が滑るとは?

複数行の文章やエクセルファイル、マニュアルなどを読んでいる際に、
指差し確認をしていても、目で追っかけている行がぐちゃぐちゃっとズレて
今どこを見ているかわからなくなる事。
例えばこの画像なら赤の行を見ていて、続きが緑やオレンジの行だと誤認してしまう。

ただ、目が滑ること自体は私に限らず多発するみたいで上司の営業風景を見ていると「目が滑りやすいので~という対策を…」という会話をよく聞きます。

こんなことで私は、納品物を複数回・別日に分けて確認し納品した結果片手で収まらないほどのミスを連発する結果になりました。

紙でいらないところを隠して、列ごと確認

目が滑ることで悩んでいることを、産業医・会社のカウンセラー・上司・人事課・支援センターと様々な人に相談をしていくと

  • 紙で隠すと見える範囲が物理的に減るから目が滑らない

  • 横に見ていくと確実に目が滑るから、列を上から下にチェックする

このセルフチェック方法を相談をした障害のない方々は実践していて、こうすれば目が滑りにくいのではないか?
という目からうろこのアドバイスを頂け、早速実践しました。

方法:ノートPCの画面をA4用紙で隠す

上の画像のように、物理的に紙で確認したい列の隣を隠します
こうすることで、上から下に見ればよいことが視覚的にもわかりやすく
意識しなくてもこの範囲だけをセルフチェックすることが出来ます。

今回は少ない行なので目で追うことが出来ますが、20行以上のデータの時はセル選択を下矢キーで移動するようにすれば誤操作も防げ確実にチェックをすることが出来ます。

本当はITの力を借りてスマートに機械的にチェックを行いたかったですが、
納品物にマクロを仕込むことやそれ自体をAIに突っ込むわけにもいかず
超アナログな方法になりました。

思った以上の効果、実践日からミス0に!

紙で隠すなんてことしても私がチェックするんじゃミスはなくなるわけがない!
と思いながらの半信半疑の実戦でしたが、業務に取り入れた日から納品時のミスが0になりました。

目が滑らない状態でミスチェックをするので、緊張せずに冷静に次のセル次のセルを追うことが出来、確認作業の事だけを考えればよいので効率も向上しました。

+αの対策:翌日にチェック

物書きをされている方やクリエイティブな活動をされている方が、
その日に確認するよりも頭の冴えた翌日にチェックする方が、より悪いところがわかる。

と言っているところを思い出し、確かに当日にチェックすると
「これだけ注意して仕事したんだからきっと大丈夫だ!!」
というバイアスがかかり、本来Aと書くべきところがCになっていても
脳が処理する情報ではAに見えているのでミスチェックが機能しない。

という点からミスチェック自体が苦手なところがありました。
ですが、翌日の朝イチの時間にセルフチェックをすると、ポンポンミス部分が見つかります。
ここで最後のミスチェックをすることで確実にミスをしていない状態で納品できるようになりました。

障がいのない方から理解されない、ADHD特有の困難さ

障害を持っていない上司にミスチェックが苦手だという話しをした際に、
なんでミスがミスじゃないと認識されるの?
という疑問を投げかけられました。

ただ、私としては本当に「A」って書いていても「V」に見える
1行目を見ていても脳内で処理した結果、「今は3行目を見ている」と認識されます。

なにか対応方法があるなら知りたいほどですが、何の対策もせずにチェックをすると今でも目の滑り同様に見えているモノと認識されているモノの齟齬が発生します。

想像の範疇を超えませんがもしかすると、
注意散漫な特性なせいで、Aを見ていてもBやCの情報まで勝手に処理がされている。
でもワーキングメモリ―が小さい影響で認識できるのはAという情報のほかにBの情報があることしか認識できない。
だから、「AはBである」と認識されて書かれていることと認識の祖語が発生しているのかもしれない。

だから、紙で隠すことでBやCが見えないから、必要な情報だけを目で追って普通にセルフチェックができているのかもしれません。

分かったコト:見るとこ以外を隠せば認識の齟齬も生まれにくい

いろいろ書きましたが、注意欠陥の傾向が強く見るべきところ以外も見えてしまう私にとって、紙で隠すという対処はぶっ刺さりました。

見える範囲だけ見てればいいので、まるでそこにスポットライトがあるかのようにスイスイとセルフチェックができています。

これを応用して、メールなど横書きの時は見たい文章の下に紙を置いてその行だけをセルフチェックすると、目が滑ることなく確実に文章のチェックを行うことが出来ます。

障がいのあるなし関わらず、

  • メールでどうしても打ち間違いをしてしまう方

  • 事務業務でチェックをしたいけど目が滑って困っている方

  • 集中できない環境でもセルフチェックに集中したい方

こんな方は、ぜひ騙されたと思って試してください!
障がい者で効果があるので、きっと効果テキメンですよ!


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