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【ADHD|アナログ】結局、忘れ物対策には手書きがよかった

こんにちは、今日もお疲れ様です!
みなさんは忘れ物対策ってどうしていますか?

その日に再確認?手元にメモ?スケジュールをチェックする?などいろいろな対策法がありますよね。

1つの方法でダメなら組み合わせるのも良いですが、残念ながらADHD(注意欠陥)さんの忘れ物対策はそれでもダメな時があるんです。

私が実際にやってダメだった組み合わせは
スケジュール確認×メモ×見えるところに付箋×スマホの通知
この組み合わせをして対策を取っていたところ、会社関係のスケジュールを何回も忘れちゃったんですよね。

なんで忘れるの?

この言葉は幼いころ母によく言われていたのを覚えています。
たしかに朝、「今日こそは忘れないでね」と声をかけられた。
声をかけられても授業が始まったら、何なら通学中に挨拶をした瞬間に

🎈ポーンッ!!

って頭からなくなっちゃうので、帰るころまで覚えていられるはずもなく忘れて帰るどころか、別のモノも忘れて帰るなんてことも…

忘れないように考えていてもある瞬間に、ほんの一瞬の抗えない力で忘れるというか頭からなかったものと認識されるから覚えていても正味意味がないんですよね。

会社で予定を抜かすと当然怒られるわけじゃないですか。
そのたびにメモする頻度を変えたり、スケジュールをその予定の前には何度も何度も見たりと対策をしましたが頭から抜けちゃうんです。

上司にも「そもそもなんでそこまで対策しているのに忘れるの?」と聞かれるんですが、たとえ30秒前に見ても忘れるもんは忘れる、メモしてても目に入らないと現状を伝えると頭を抱えていたのを覚えています。

何度も怒られ生み出した解決策は…

でも、忘れちゃうんですって言うのはいいけど、再発防止が出来ないのも問題ですよね。
今まで試してきたこと、やってなかったこと、そもそも何を忘れるか?
これらの事を考えなおすと1つの結論に行きつきました。

それは、

終わったタスクを認識しても忘れられない

どういうこと?と思った方に説明するなら、
あなたに10個の業務があるとして、同時にすべてを覚えられないときはどうしますか?

終わったタスクは、一回横に置いておいて意識を切り替えて次の仕事をしていませんか?

これが出来る人は、スケジュールを見たりメモをするだけでできるんだと思います。
ただ私の場合は、終わったタスクを横に置いておけないからどんどん頭に記憶していくものだけが増えて、優先順位をつけるどころか後のモノはポロポロ落ちちゃう。

いっぱいのドングリの器に手を入れて掬っても、手に乗りきらない分は零れ落ちる。これが業務でも日常的に起きているんだと思います。

これを解決するために、手で書くタイプのTODOリストを導入しました。
以前買い物メモでもTODOリストを紹介しましたよね。

TODOリストに1日にしなければいけないことを書き出します。
そうして1つの業務が終わったらチェックを付けて、
この業務は終わったから忘れる!!次をやる!!
と思い込んで次々と業務をこなしていきました。

忘れ対策以上の効果

この対策は、あまりにも頻繁に予定や業務をすっぽかしまくることに対する対策だったのですが、業務効率が上がりスピードと正確性も上がるという嬉しい効果がありました。

きっと、次はAの業務、そうしたらBをしてCの前に先輩に声をかけて…
というスケジュールの内容を全暗記していたところが、TODOリストに書いてあるので別に忘れても見ればいいや(やるべきことが書いているので)というマインドに切り替えられたためだと思います。

つまり、いままで業務をしながら脳の40%くらいを常にフル回転させて、次はAって業務するぞ!としていたところが、目の前の仕事に脳を全開で使えるようになったから、効率が上がったんだと思います。

そりゃあ、こぼれていくドングリを拾いながら栗とサツマイモを拾うなんて無茶ですし、それなら先にドングリ全部拾って、栗⇒サツマイモの順で1個づつした方が確実ですもんね。

この対策の問題点

忘れ物対策もできて、業務改善と効率化もできて一石二鳥どころか三鳥なこの対策ですが1つ重大な問題点があります。

それは、スケジュールに漏れがあると結果として業務に漏れが生じる

なぜなら、TODOリストに書き込むための元データは業務用のPC内のスケジューラーなのでこれがおかしいと全部がおかしくなります。

そのため、TODOリストに書き込むためのスケジューラーを調整するために
TODOリストにスケジューラーを直すと書くためにスケジューラー…
(大混乱)

と予定の大洪水が起きた時にはもう手が付けられません。確実に忘れます。

なのでここは特例子会社の使えるモノ・人は使うという方針に従って、上司に定期的にスケジューラージェックをしてもらって、抜けもれがないかのチェックをしてもらっています。

家庭でするには?

家庭で小中高生に向けて実施するとなると、少し難しいところはありますが親の過度な手間にならない範囲でホワイトボードに一緒に記入して書いて覚えるという習慣をつけるところから始め、

中学生・高校生になったら親と書くというよりはホワイトボードに記入させて、週1とかで大丈夫よね?って確認するというのがよいのかな?

受験期はそれこそTODOリストに、勉強しなきゃいけないことを段階的に書きだすと「今何をしなきゃいけなくて、どれは置いておいてよいか?」がわかるので、理解しないうちにあっちの参考書、こっちの参考書みたいに右往左往しなくてよい閑居を作れると、より集中できたりするかもしれません。

今はひとまずこの対策が最適解になっていますが、もしこの先別の最適解が見つかって、より簡単にできるようになったらまたご紹介しますね!

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