投稿サイトのおかげで、自由に書く楽しさを思い出した
去年の小説現代新人賞で落選した作品を投稿サイト「ステキブンゲイ」にてちょっとずつ公開しています。
https://sutekibungei.com/my/c3ce6232-ca85-4ada-8563-338f05db394b/episodes
久々に読み返してみて、「あー、これ書いてた時めちゃくちゃ楽しかったなあ」としみじみ思った。ほんと、とにかく楽しくてしょうがなかったんだよね。
ここ最近は、苦しさしかなかったように思う。
求められているテーマ、独自性、表現力、表記揺れ、矛盾点、etc.
文学賞で評価されるためにそういった項目を気にしすぎて、柔軟性のない頭でっかちな小説になっていた。(もちろん、それらを軽視していいわけじゃないと思うけど)
楽しんで書いた小説って、やっぱり読み手にも伝わるものだと思う。評価されるかどうかはさておいて、惹きつけるものがある気がする。
面白いと思うものを、楽しく書きたい。
わたしの本懐はそれだと気が付いた。
プロがそんなに甘くないのは重々承知だけど、もし今のままデビューできたとしても長く続かないと思う。
だから、焦って手あたり次第に応募するのはやめて、とりあえずは自分がどんなものを書きたいのかをじっくり考えようと思う。
今年も小説現代落選したので、そのうちそっちも公開します。