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僕が空き家活用株式会社を始めた理由
初めまして、空き家活用株式会社 代表取締役CEO 和田 貴充です。 記事を書くのは苦手なんですが、僕が思うことを、少しでも発信することで、空き家問題に取り組む想いを共感してもらったり、社会問題を解決できるようなビジネスをしたい!と思っている人へのキッカケとなればいいな。と思い、やってみようと決意しました。興味もってくれたら、とっても嬉しいです。すぐ会いに行きます。笑
僕は、大阪生まれ43歳。34歳の時に、住宅分譲事業で起業をしました。 お客様に喜んでいただけるお家を作りたい!お客様目線で一緒に考えれる会社でありたい!という想いで走ってきました。おかげさまで、そんなに大きな会社ではないですが、ネットで「親切すぎて、騙されているのでは?」という相談をされるような(笑)メンバーがいてくれている会社になりました。
こんな想いを持って会社をやり続けれたのも、素晴らしいメンバーに助けてもらっているのと、切磋琢磨できる経営者仲間に出会えたことが大きいです。「社会がよくなる事業をしたい!」「みらいに誇れる仕事をしたい!」こんなことを真顔で真剣に言い合えたことはとても財産です。ある時、そんな仲間と、皆が経営者の師匠と慕う老師と、九州弾丸研修ツアーを行うことになり、参加することになりました。
そのツアーで、初めて訪れたのが、長崎県の端島、通称軍艦島です。
軍艦島は、炭鉱の島として栄え、大正時代は人口密度が一番高く、日本初の鉄筋コンクリートの集合住宅ができ、最先端の街と言われていました。しかし、昭和49年に廃坑となった以降、無人島となり、廃墟の島となっていました。その廃墟が、明治日本の産業革命遺産として、世界文化遺産に指定された頃でした。
現在では、映画の撮影に使われる等、廃墟マニア?には、聖地であり、たまらない場所なのかもしれません。僕は、居た堪れないというか、悲しいというか、家が見るも無残な姿になっているのに、気持ちが暗くなったのを覚えています。
そんな状態で帰りの船に乗り込みました。
軍艦島を横目で見ながら、船は進む中、隣にいた先輩経営者に
「お前ら不動産業界が、軍艦島を日本中に作ろうとしている自覚はあるか?」
衝撃が走りました、、、、
何も言えなかった。僕は、喜んでもらっているお客様がいることに、誇りを持って事業をしていましたが、次の世代のことを考えて仕事をしていたかと思うと、口だけで、全くできていなかったことに気づいたわけです。タワーマンションはひたすら建ち続け、いまだに、山を切り開いて、住宅分譲開発を進めている。人口は減っているのに、、
こんなことでいいのかと。未来から見たら、廃墟の元を作ってるのではと、、、、
悶々とした状態で、日常に戻り、頭から離れない言葉をきっかけに、色々調べだしたわけです。
平成30年の最新調査では、全国に845万戸空き家があり、このまま増え続ければ、2033年には2100万戸になる。さらに、2019年をピークに総世帯数が減っていく。
さらに、不動産業界の中で、空き家対策が必要だと言っていても、何にも動けていない。やっても儲からない。どうしたらいいかわからない。このような状態が蔓延し、積極的に取り組んでいる会社がなかったんです。
だったら、僕がやろう。
未来の子供達の日本を、軍艦島にしたくはない!
そして、僕一人、一会社だけでは、何もできないから、たくさんの人たち、業界を巻き込みながら、一緒に空き家問題解決ができるビジネスモデルにしよう!と志をたてました。
小さな自分が大きな決意をし、2014年8月、空き家活用株式会社の前進となる会社(当時は違う社名で)を立ち上げたのです。
僕の場合、何かことを起こす時は、小さなきっかけでも、自分の心に響き、その想いが、その時々で、大きくなり小さくなりながら、ずっと心に刻まれ残っている。それが、行動するためのタネになります。
そして、行動しようとする時、損得やできるできないを頭で考えてしまい、最初の一歩が踏み出せない。
そんな時は、自分の心に嘘をつきたくない。できるかできないかより、やるかやらないか。死ぬ時に、やっておけばよかったという後悔をしたくない。という強い想いが、背中を押してくれます。
そして、行動しだすと、困難なことがたくさん目の前に現れますが、行動するためのタネと強い想いが、前へ前へ進めてくれます。
まだまだ、道半ばですが、これからも自分を信じ、自分の心に正直に生きていきたいとお思います。
次回は、僕たちが現在やっているとビジネスモデルややろうとしている世界観を書きたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!