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連載エッセイ「弱い自分」第7回「今更自己紹介」

このエッセイを書き始めて7回目を迎えるが、
エッセイから見始めた人は
「こいつ誰やねん」「なに有名人ぽく喋ってんの」と思っている人が多いと思う。
なので7回目にしてそもそも自分が何者なのかを改めて書こう。

自分は現在イラストレーターとして活動している。
とは言ってもみんながイメージしているイラストレーターは緻密に描かれてた絵や可愛いけどかっこいい感じの絵を描く人だと思う。
正直自分も最初はそのイメージが強かった。
でも自分は不器用な人間なのでああいうリアルかつ緻密なイラストを描くことができない。これまでもそういうイラストに挑戦したことはあるが、到底敵わない。

ではどんなイラストを描いているかというと、リアルとは真逆のかわいいイラストである。
わかりやすく言うと幼稚園のプリントに描かれている絵がまさにそれだ。
自分はイラストレーターになることを決意した時からリアル路線に行かないで可愛いイラスト1本でやろうと決心していた。
だってそれしか描けなかったから!

早くイラストの仕事をしたくてsnsで毎日今見たら「こんなんで仕事来るか!」と思っちゃうほどのクオリティのイラストを投稿し続けた。当然最初の1年は依頼なんて来るはずもなかった。
今になってある人の言葉を思い出す。

それはデイケアに通っていた時のこと。
(デイケアの話はいずれまた)
イラストレーターの道を進み始め、早く仕事がもらえるようになりたいと焦っていた時にデイケアのスタッフさんからこう言われた。
まだ焦ってはいけない。3年は待ちなさい
この時の自分はお金のこともあって3年なんて待っていられないと考え、グッズ販売したりストックイラストサイトに登録して投稿したりしていた。
でもなかなか成果が出ない。
今となってはスタッフさんの言う通りまだ早かったんだと思った。

最初の3年間は修行のつもりで活動していた。
毎日イラスト投稿したり、1日8枚ほどストックイラストを投稿したりしてイラストを描き続けた。
時には何十万円も払ってイラストを売るための講座を受けたり、ホームページを作るなど引き続きあの手この手をやっていき、あっという間に時は流れていった。
そして自分の殻を破るために3年目の後半からは交流会に行って人と出会ったり、メール営業をして企業に自己アピールをしている。

今の自分はまだまだたくさんの依頼が来ているほど裕めな人間ではない。単に自分の実力不足だと思う。もう「新人なので」という甘えはない。ここからが本番だと常々思っている。
そして今日もまたイラストを描き続けてると同時に人脈を増やしていってるのである。

こう言う人間なんです。自分は。

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