かけがえのない夏休み
また生活に変化があったのだ。
少し前に、わずか半年しか勤務した仕事を退職して、あれこれで、8月がオフになった。(退職した経緯は語らない)
退職について相談した2人の友だちも、最近退職している。類は友を呼ぶってやつだ。そんないろんな話をした中で、「この空白期間を使って、日本に遊びに行きたい!」とたまたま2人とも言ってて(2人は知り合いではない)、こうして、私に忙しくて楽しい夏休みがやってきたのだ。
30歳すぎて友だちと6連泊ってあり?
まずやってきたのはB子。私の家に1週間泊まることになった。
B子とは学生時代のバイト先の先輩であり、社会に出たあとも、1年近く一緒に働いたことがあった。趣味とかはそんなに一致してはいないが、笑うツボがぴったりで、私にとっては、楽しい人。
今までは1泊旅行、仕事の海外3泊とかはあったが、流石に1週間ずっと一緒にいるのは不安だった。事前に自分はどれだけ一人時間が必要なのを伝えて、どうか、どうか…たまには私に独りさせてくれ〜〜!とお願いしてた。
結局ほぼずっと一緒に居たけど、意外と全然大丈夫だった。
引越しして1年も経ったのにしっかり遊んでなかった横浜を満喫したり、一人じゃ行かないし行こうとしない新しいチームラボに行ったり、私が激推しした逗子・葉山に行ったり、疲れた日は、岩盤浴に行ってリッラクスした。
B子はビーガンだから、日本の外食はあまり食べればく、私は事前にビーガンレストラン調べたり、ビーガン調味料を買ったりしていた。私も最近はほぼプラントベースの食事に切り替えたので、まったく苦ではなかったし、むしろビーガンのお店と調理方法が知れてとても為になったのだ。(B子は料理好きだから、ほぼ作ってくれた♡)
ずっと誰かと一緒にいるって、大人になってから本当にあまりなくて、一緒に旅行に行っても大体3日目から目が死んでいたし(笑)、同棲ところか、昔ルームシェアしていたときは嫌な思いしかなかったので、今回はちょっとびっくりしてて、B子だったからかもしれないけど、自分の可能性はまだあることに、少し嬉しいかも。
4年ぶりのジェラトーニの実家は楽しすぎた
(ジェラトーニの実家とは?知っている人は知っている)
B子が帰国した当日、C子がやってきた。元々C子は推し活のために来ることではあるが、私の帰国時期と丸被り、最初は家の鍵を渡しして、Airbnbみたいな形で提供するつもりだけだったが、急にスケジュールを変更して、来日を前倒しして、私が帰国する前に2日間被ることになった。
C子はワーキングホリデーで知り合った子で、波長がとても合ってて、うちの実家にも何回か遊びに来てたので、親も信頼している人(だから家の貸し出しはOK)。見た目じゃ見えない一児のママだけど、妊娠したときから付き合いは一切変えることなく、ずっと仲良くしてくれている。
C子といえば、一緒にジェラトーニが好きになった仲間で、せっかく家族とじゃなくて一人だから、ジェラトーニ仲間と遊びたいとのことで、至急チケットを取ってやった。
30歳すぎのジェラトーニの実家は疲れてしまうから、ゆっくり起きてゆっくり入園して、お茶して散歩でもしましょうか。と言ったはずなのに、何も事前準備もしていなかったのに、入園した途端、ネズミアプリを立ち上げて新しいエリアのフリーパスを取りまくって、有料と無料を両方使いこなして、まさかの新しいエリアを制覇。私たち史史上最高な回になった。
もちろん通常業務も忘れず、ジェラトーニ実家でたくさん写真を撮る、列車に乗る、ショーを観劇する、主人公ご本人と記念写真を撮る、大好きな濡れるアドラクションを楽しむ。
この4年間、自分の中では、この世界への愛を一回封じたけど、時が過ぎて、やっぱり素敵!やっぱり好きなことはそこにあることに、なんだか胸がいっぱい。
おばあちゃん子は、今もおばあちゃん子
今回帰国した目的は、おばあちゃんたちと会うこと。
元々年1回は帰国するけど、毎回帰るタイミングが異なったり、おばあちゃんや親戚たちは台北に住んでいて、私はいつも空港に着いたらダッシュで地元である台中に帰ってしまうから、わざわざ会いに行かないとおばあちゃんたちには会えない。今回はわざわざ会いに行った。
私のおじいちゃん両方とも私が幼いごろに他界した。けれどおばあちゃん両方ともいまだに元気で、母方のおばあちゃんつい数ヶ月前に怪我して体がちょっと不自由になっているくらい。
私は大体2〜3歳くらいのときに、父方のおばあちゃんに預けられていて育ててもらった、大きくなってからも、時々おばあちゃんと出かけていたりして、可愛がられていた。私は近年健康オタクになったから、おばあちゃんとはとても話しが合う、また、スピリチュアルの話も大好きだから、友だちと語り合うような感じで、今回はおばあちゃんとたくさん「いのちとは」的な話をしてきた。
母方のおばあちゃんは今、叔父のうちに泊まっていて、体にちょっと不便なので、介護の方も来てもらっている。昔からあまりおばあちゃんとはたくさん話さないが、私が大人になってからは、少しずつ話せるようになって、大人になってからどんどんおばあちゃんのことが好きになった。
この歳になると(この歳じゃなくてもそうかもしれない)、家族がいついなくなることもおかしくない。親との時間も大切だけど、もう一つ上世代との繋がりもちゃんと守りたいし、いつになっても理解し合いたいと思う。今回は久しぶりにおばあちゃんに会ったか、(母方の)おばあちゃんは、別れ際に急に泣き出して、私も泣いてしまった。
どうかみんないつまでもお元気で、楽しく。
風邪を引いても、実家にいるなら大丈夫
おばあちゃんと別れて、ようやく実家に帰った途端、体に異変が。
どうやら風邪を引いたらしい。1週間遊びまくったバチに当たったとも言える(だが後悔なし)。本当にただの風邪なのかはともかく、風邪を引くこと自体は私にとってはめずらしく、なんじゃこれ〜〜!と叫びたくなるくらい不快感が襲ってきた。
でも実家は最強です。喉に良い金桔漬け、強そうなのど飴、フルーツ、酵素、品揃えている。家族の気遣いモードも全開してくれる、運が良く、元々仕事で来られなかった弟も急に仕事が急遽キャンセルになったから、会いに来てくれた。すごく具合が悪いわけでもなかったし、みんなと喋りたいから、マスクをしてずっとリビングに寄生していた。
風邪を引いて、2人の友だちとの約束がキャンセルとなり悲しかったけど、「日本に帰ってから引いたよりはマシか…」とボジティブに切り替えて、家で廃人モードを全開して、母と弟とのんびりした休日を過ごした。(父はお仕事♡)
大親友と運命の再会
毎回帰国するとき、会う人は大体決まっているが、「絶対外せない」友人ことA子がいる。ただA子はこの数ヶ月は忙しらしく、私が帰ったときはちょうど実家に帰っていて、今回はめずらしく時間が合わせられなかった。仕方がない、次回はたっぷり時間取ろう、と思った矢先。台風7号が台湾から北に早いスピードで走っていった。
「その後も強い勢力を維持したまま14日(月)から16日(水)にかけて本州に接近、上陸する可能性があります…」とのニュースが流れて、これはやばい…帰れない…!帰ったとしても空港泊まりになる…!バチが当たったのか…!と心配した結果…
前日に、フライトが延期と宣告された。
幸い翌日の朝イチに延期しただけで、来週のスケジュールに支障がない。が、朝イチの便だと、夜中に空港に行くか、台北に前泊まりに行かなければいけなくなる。おばあちゃんの家は空港から遠過ぎるし、親戚も夜まで仕事があるし、急に「泊まっていい?」と言える台北在住の友だちが思いつかない…台北のホテル代は死ぬほど高い…ゼツボウ先生だ。
ダメ元と思って、台北在住のあの親友にいつ帰ってくる?と問いかけてみたところ、ちょうどフライトの前日の夜に帰るとのこと!!!
運命みたい…!と二人口揃っていた。
私たちは前日夜の20時くらいに待ち合わせて親友の家についた。
フライトは朝の7時、その2時間前の5時に親友の家を出る。
つまり9時間は一緒にいられたけど、そのうち7時間はずっと喋ってて、2時間しか寝ずに私は朝に親友の家を出た。(34歳にはきつい…)
久しぶりに、しかも会えるのを思わなかったので、嬉し過ぎて2人ともはしゃいてた。とはいえ、7時間おしゃべりが止まれない人はもう少ない…
ということで、ダラダラと夏休みのことを書いてみた。日記みたいなものですみませんが、この2週間は本当に心が満たされていた。実は他にもいろいろ細かいことがあって、大学同級生とホテル泊まりとか、山の別荘の農園とか。ひとまず割愛して…
この歳になって、もうできないかも、と思っていたことが叶えたり、家族と一緒に普段見ない動画を観て新しい世界を開拓したり、改めて今の暮らしがどれくらい愛しいと思い知ったり。自分を大切してくれて、待っている人がたくさんいることを知るのも、これからの自分にとって糧になっている。
帰って少し息抜きして、明日からはまたいつもの日常。
夏休みはそろそろ終わりにしないと、新学期が始まらないから。
愛のたっぷり、豊かな16日間だった。
こんな文書でも読んでいただき、いつもありがとうございます!