ダサい人をスターにするのやめれば解決するよ。RAD「優生思想」問題
ダサい人をスターにするの、もうやめようよ・・・。
この記事は、ダサいミュージシャンのファンの方々が目にしたら不快になると思うので、あらかじめご容赦ください。
「優生思想」で炎上したミュージシャン
さて近頃、インターネットでは「優生思想」関連の話題がトレンドのようだ。特に気になったのが、RADWIMPSというダサいバンドのボーカルのおっさん(野田洋次郎というらしい)の「エリートスポーツマンとか女優は、国が配偶者決めてモリモリ育てるべき」(うろ覚え。二回以上読むような文章でもないので)とかいうツイートだ。
このツイートが優生思想的だと指摘され、炎上している。一方で「一理ある」というような擁護もあり、喧々諤々の議論になっているようだ。
なんでこんなやつがスターなの?
議論の中身自体は論じるに値しないだろう。それよりも、ツイッター界隈でこの種の「舌禍事件」があるたびに感じるのは、「何でこんな『ダサい』とわかりきってるやつをスターにしているの?」という疑問だ。
今回「ボーカルの発言がひどいのでRADWIMPSを聞くのやめた」とか言ってる人がツイッター上にけっこういるのだが、その発想にあらためて衝撃を受けてしまった。いやいや、はじめからダサいし、あんなのダメダメだってわかるでしょ、普通・・・。むしろ、みんながこんな連中の演奏を普段からありがたがって聞いてるから、こんなくだらない舌禍事件が起きるのだ。
星野源さんと同じ
思い出すのは星野源さんだ。星野さんの在宅演奏動画が、首相に政治利用されて炎上し、微妙な対応でめちゃくちゃダサいまま終わった事件があった。僕は今の首相を当然嫌っているが、政治家という連中は利用できるものを見つけたら利用するのは当たり前だと思うので、あの便乗動画はそれほど悪辣とは思わなかった。それよりも星野源さん側の「何も連絡は受けておりません」みたいな逃げ腰の釈明がダサすぎた。ダサすぎたし、あーやっぱ、普段からダサい奴はこうなるわなという納得感もあった。
同じ頃、世界的ロックバンドの英ローリングストーンズが米トランプ大統領に対し再三「集会で曲を使うな」と抗議してきた件の続報で、「訴訟を視野に入れる」と警告した、というニュースが飛び込んできて、その落差に脱力したことを覚えている。
結局、RADWIMPSも星野源さんも、最初からめちゃくちゃダサい。にもかかわらず、事件が起きてから「スターなのにそんな意識で」的な騒ぎになっているのは、ある種、民衆のマッチポンプみたいなものだ。そもそもその程度の意識レベルだということは、各曲のイントロ及び歌い出しを聴けば普通にわかるのに、なぜあんな連中をまつり上げているのだろうか?
僕の周囲のまともな神経を持った人間で、星野源さんとかRADWIMPSとかを褒めたり崇拝したりスターとして扱ったりしてる人は、全然いない。「ゴミでしょ」と思っているだけで、話題にも上らない。偶然話題になれば「あーはいはい、RADなんとかはゴミだよね」という感じで他の話題にすぐ移るだけである。
ダサい奴を持ち上げる社会が悪い
後出しジャンケンだとか意味不明なことを言われても困るので先に言っておくと、たとえば「オフィシャル髭なんとか」さんや「あいみょん」さんもすげーダサいので、そのうちすげーダサい舌禍だかトラブルだかを起こすだろう(もうしてたらすみません、ダサすぎて興味ないので)。
そういうわけで、ダサい奴が案の定ダサいことを言ったり表現したりするたびに、いちいち社会問題的なノリにするのはやめてほしい。そもそもダサいのに支持してる人がいること自体が問題だと認識しよう。多くの場合、問題の本質は、事件よりはるか前の段階にあるのだ。
ダサい人をスターにするの、もうやめようよ。