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不登校の理由、学校側と保護者側では全く噛み合わず

児童、生徒の不登校が問題となって久しい。
2022年度に不登校だった子どもは
小中学生だけで29万9048人。

前年度から22.1%増え、10年連続の増加だそう。

興味深い記事が今日の朝日新聞朝刊にあった。

子どもが学校を休むようになった理由について
「文部科学省の学校側への調査」と
「あるNPO法人の保護者への調査」では
全く違う理由になっている。

学校側への調査では
1位が無気力や不安
2位が生活のリズムの乱れ、あそび、非行
3位がいじめ以外の友人関係をめぐる問題

となっているのに対して
保護者への調査では
1位が先生との関係
2位が学校のシステムの問題
3位が勉強はわかるけど授業が合わない

という、全く噛み合っていない結果となっている。

先生の勤務の問題なども度々取り上げられ
問題となっていて、先生の過酷さも理解できるが
オレが個人的に思うのは、オレらが子どもの時代のほうが
児童、生徒の数が圧倒的に多かったはずなのに
そして、ひとつのクラスの人数も
だいぶ多かったはずなのに、どうして今の先生は
こんなに余裕がないんだろう?
って思うんだよね。

今回の記事に書いてあるのは
『先生がいつもピリピリして怒鳴る場面もあり
息子はおびえたり、先生の理不尽な言動に
怒ったりしていた。』

『学校が忙しすぎる。とにかく急かされるので
子どもが疲弊している。先生が忙しすぎて
その大変さが子どもに伝わる。』

という保護者の意見が載っていた。

今の学校や先生の事情はわからないけど
オレらが子どもの頃の先生のほうが
よっぽど大変だったんじゃないかなって思う。

だけど、思い出してみても先生には
余裕があったように思うし
確かに、理不尽な言動やら怒鳴るってのは
けっこうあったけど、先生はやっぱり先生だったよ。

あんなに多くの児童や生徒の担任を受け持ってた
先生って凄かったと今でもオレは思うな。

ちゃんと子どものことを理解していた先生が
多かったよ、あの頃の先生は。

怖い先生もいたり、優しい先生もいたりして
個性豊かな先生がいっぱいいた。

憧れた先生は今でも覚えてる。

今の学校や先生は、昔とどう違う?

学校が変わっちまったのか?
先生の質が落ちたのか?

詳しいことはわからないけど
学校側と保護者側の不登校への意識の違いが
問題なんだろうね。

勉強についていけないとか、友人との関係なんて
集団生活してりゃ、少なからずあるさ。

そんなときに、先生の役割っていうか
存在ってのは大きいよ。

振り返ってみると、オレがいたクラスで
不登校になってた子なんてさ
1人か2人くらいなもんだったよ。

しかも名前も覚えてるくらいだから
珍しかったんだよな当時は。

取り戻してほしいね、当時のような姿を。

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