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新刊の読書会を開催しました。

ゴールデンウィークを利用して、先日出版した『男はなぜスカートをはいてはいけないのか?』の読書会を開催しました。連休中の東京渋谷は暑いくらいの陽気でしたが、大学でジェンダーに興味を持った方、支援団体の方、子連れ主婦の方、当事者の方などさまざまな立場のみなさんにご参加いただき、約2時間、活発な意見交換ができました。

15:30~の第1部では、『男はなぜスカートをはいてはいけないのか?』の読み合わせ。共著者の神田くみさんが「第2章 性をめぐる多様性 性自認・性表現・性指向」について、私が「第2章 『ジェンダー』をめぐる歴史と文化」について、その後、それぞれ約20分ほど解説を行って、参加者のみなさんからの質問にお答えしました。

途中休憩をはさんで16:30~の第2部では、参加者のみなさんと約1時間たっぷり亜季&くみとの交流会。初対面の人ばかりなので緊張して硬くなるかなと思いましたが、そんな心配はすぐに消え去るほど活発な交流で盛り上がり、本当にさまざまな視点や立場からの意見交換ができました。初めてお会いする方々とは思えないほどとけ込んでいただき、積極的に交流してくださったみなさんに感謝しかありません。



今回、本を出すのにあたって出版を経験した方から、「出版後は読書会をしたたらいいよ」とアドバイスをいただきました。出版後のイベントというと、大規模な講演会やセミナーを開催されることもありますが、あえてこじんまりと参加者全員がフラットな関係で思うところをありのままに話し合えるような身近な会がいい。その方からの助言は、まさに大正解だったと思います。

開始早々からすでに到着されていた方とのご挨拶で盛り上がって、SNSでつながっていたこともあってすぐに意気投合し、その後お越しのみなさんとも何の壁もないくらいに自然体で楽しくお話しさせていただきました。スケジュールの関係で少し遅れていらっしゃる方もいましたが、すぐにみなさんととけ込んでくださり、まったく問題なく全員が一体感をもって盛り上がることができました。これは一方的なセミナーや規模の大きな講演会では絶対にできなかった雰囲気だと思います。

私からは、今回の書籍のテーマである、「男はなぜスカートをはいてはいけないのか?」という設問についても、参加者のみなさんに投げかけを行いました。ご意見はもちろん十人十色でしたが、それぞれ見解が異なる中にも隣りの人どうしの連帯感すら感じられ、スタンスが異なるからこそ全体として学びのクオリティを引き上げることができる息遣いが感じられました。もとより、容易にひとつの答えが見つかるような問いではありませんが、どんな立場で参加しても学びを共有できるリアルな議論の場が実現できたことは私の大きな喜びです。



約2時間のというあっという間の会が終わって、みなさんで名残り惜しくまだまだ話し足りないと思い合ったほど、初対面にして仲良く横のつながりができた会でした。3年間のコロナ禍をあけて今の時期だからこそ、こんな会の意義も大きかったのだと思います。東京での次回開催、そして大阪開催のお話しもでましたが、参加者どうしのつながりを高めていくための参加者特典(メーリングリストか限定チャットなど)を考えようと思っています。

終了後、複数の方からサインを求められて、私はかなり戸惑ってしまいましたが、共著者の神田さんはこっそり練習してきていたようで、私も即興でしたが頑張って1冊1冊にお書きしました。まっさらな本のお目汚しになったかもしれませんが、精いっぱいの気持ちで書きましたので、お許しいただけたらと思います。ハラハラでしたが、一杯いっぱいの中の思い出に感謝しかありません。



今回の新刊ですが、全国の有名書店にご挨拶にお伺いしたり、友人知人からご報告をいただいていますので、いくつかレポートさせていただきます。

紀伊国屋新宿本店様
ジュンク堂池袋本店様
丸善名古屋本店様
ジュンク堂名古屋店様
ジュンク堂梅田本店様


たくさんの書店さんに置いていただいて、ありがとうございます。また、ご購入された方からのお声も頂戴していて、感謝しかありません。引き続き、よろしくお願いいたします。

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橘亜季@『男はスカートをはいてはいけないのか?』の著者
学生時代に初めて時事についてコラムを書き、現在のジェンダー、男らしさ・女らしさ、ファッションなどのテーマについて、キャリア、法律、社会、文化、歴史などの視点から、週一ペースで気軽に執筆しています。キャリコンやライターとしても活動中。よろしければサポートをお願いします。