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【11/13〜11/18】月記、ちくわ、隙間、天蛙、赤子、マフラー

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5:30に夜行バスを降りて、愛おしき冷たさ、と思った。あかい朝日を背に堂前の坂道を上る。おにぎりたけやには既に灯りがともっていて、大通りに車はほとんどいない。眠れていなくて感覚が鋭くなってるけど、悪くはない。

昼、しほちゃんとビデオ通話しながらランチ。聞いてほしかったことを話せた。この前くどうれいんが「日記は読み返すためのもの」と話していたことが心にあって、「月記」は書けるようになったから日記を書こうかな、と言ったら辞書のように分厚い日記帳を出してきてくれた。旦那さんがプレゼントしてくれたらしい。最近まわりで日記を書いてるとよく聞く。忘れたくないものを忘れないから書く。動機としては十分じゃないか。

みかんが箱で届く。甥っ子はわたしがいつみかんに手をつけるのか、しきりに気にしている。

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5中の制服が変わったようだ。
そうなのかな、とぼんやり思っていたのを朝刊の写真で事実と知る。夏服の、水色のラインが入ったセーラー服に憧れていたからちょっと寂しい。セーラー服を着ることのない人生だった。

夕飯はちくわ焼きそば。ドラマwomanで満島ひかりが作ってたなぁと思ったけど、いま調べたらちくわチャーハンだった。長甥(甥の長男)は「焼きそばにもやし入れるなんて変」と言ってニヤニヤしていた。焼きそばのことを知らなすぎていて、なんかうらやましい。

口の中を2回噛む。口内炎になりませんように。

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心がざわざわして、早めに仕事を切り上げる。
家族のために味噌汁をこさえ、鞄にノートとペンと本を4冊詰めて喫茶店「綴る」へ。端の席に座ると、それだけで少し気持ちが緩んだ。

カプレーゼとカモミールティー

今考えていることをノートにべっ、と吐き出す。でろん、ごろん、どろん。きれいな言葉で取り繕わなくていい、本音だけが訥々とあるこのノートは逃げ場。

どんな言葉も響かないような気がして、自分には関係なさそうな「起業1年目の教科書」を開いてみる。思いがけずワクワクしちゃって、するすると読んでしまう。こういう時に手に取るものって、いま必要なものなのかもしれない。食べ物といっしょ。ただ持ち歩いただけの3冊もきっとそう。

人の期待に応えることを重く考えすぎているんだよな。帰り道、折坂悠太の「朝顔」を聴いてちょっと泣く。ミニストップで辛いチキンとノンアルビールを買って、隙間を埋める。

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撮影でこの前オープンした「乙な駅たまかわ」へ。隈研吾建築。控えめな佇まいが玉川村の土地柄に合っているよう。地下のレストランにはガラス張りにあぶくまビールのブルワリーがあって、ハンドルが木の枝の生ビールサーバーが連なる。

どこを切り取っても素敵だなぁなんて思いながら、お手洗いでふと天井を見上げたらプラスチックのトタン屋根だった。なんで。

はらぺこでくろき家。主役は新政の天蛙。ウキウキな大人3人。
微発砲のあべを爆発させた前科のあるくろにぃは、泉屋の店員さんからの「シュッ、シュッ、シュシューッと開けます」という教えを忠実に守って無事開栓。アルコール8%で桃のような、纏いたい香り。

えりこさんが用意してくれるごはんはいつも美味しくて、いちいち食べすぎる。

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赤ちゃんがきた。いとうの子。
長甥はあまりの小ささに言葉を失っていて、遠巻きににこにこしていた。小さくて、ふわふわで、触れると壊れちゃいそうだよね。一つのことをちまちまと掘り下げていく、いとうとの会話は心地いい。

明太子入り厚焼き卵が初めてうまくできた

月曜日からの目標
前日に服を決める。体重を落ち着かせる。

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ゴミ出しに行こうとしたら肩がすくんだので、今年初めてマフラーを巻いた。お気に入りのカスタードクリーム色。コンビニのドリンクコーナーで、ガラスに写る自分がもふもふしている。

昼にお弁当を食べた後、平野紗希子の味な副音声を聴きながらさんぽ。
冬の晴れの日が好き。

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