難しい言葉を教えるときは、その言葉を使いまくる【→慣れる】
「アウフヘーベン」
「うん」
「アウフヘーベン」
「そうだね」
「アウフヘーベン」
「…………」
「うん、アウフヘーベン」
(ある師匠と弟子の日常)
こんばんは、LearnTernのAkiです。
昨日のLearnTern(学習者をレベルアップさせるサイト)では「知識効果(ナレッジエフェクト)」を紹介しました。既存の知識が学習に影響しているというお話です。
LearnTernではいろいろな用語を紹介しています。中には難しい言葉も。なるべく理解しやすいように書きつつ、けれどバンバン用語を使っています。過去記事で出てきた用語も使ったりしますね。
これには2つ理由があります。
1つは「WEBでは指示語の使いすぎは微妙」ということをインターン先で習ったからです。
WEB、特にスマホだと多少読み飛ばしつつスクロールしたりするので、指示語が多すぎると何の話をしているかがわからなくなるんですね。SEO的にも一応、キーワードは十分に入れておきたいです。
で、もう1つの理由が今日のメイン。
「単純接触効果」です。
単純接触効果
「単純接触効果」は、何度も何度も触れていると、だんだんそれが好きになってくる性質のことですね。人間は単純です(注:そういう意味の単純じではありません)。
単純接触効果もパッと見、難しそうだと思います。
なんでですか?
「〇〇効果」って用語っぽいのかもですね。専門用語に対する忌避感が発動しちゃいます。
あと単純に慣れていないからです。
自分の世界にない言葉、出会うことが稀な言葉は難しそうに聞こえます。
実は単純接触効果の意味はけっこうシンプルです。もう上の文章を読まなくても意味、言えるんじゃないですか?
言葉そのもののレベルとしては「単純接触効果」よりも「まじ卍」の方が難しいです。
まず単純接触効果は字面からある程度の意味がわかります。
まじ卍はまじ意味わかりません。
単純接触効果は意味もシンプルで、使う文脈も明確です。
まじ卍の使い時は謎です。暗黙知と言えるでしょう。
でも「まじ卍」の方がカンタンそうです。
よく聞く言葉だからだと思います。
よく聞く言葉は、なんとなくしか意味を把握していなくても難しくは感じません。
難しそうな言葉こそ繰り返し使え
難しそうな言葉を教えるとき、教える側はその言葉の使いすぎを避けることがあります。学ぶ側がウンザリしないようにするためですね。
逆です。
難しそうな言葉こそ、繰り返し使いましょう。
単純接触効果。
この言葉について、今どう思っていますか? (難しそう?)
ではまた。
ーーAKIーー
ー使用回数:9回(まずまずの出来)ー